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2026/08/11
不動産売却レインズ登録の確認方法
不動産売却レインズ登録の確認方法
不動産を売却する際、物件情報が「レインズ(REINS)」に正しく登録されているかどうかは、売却成功を左右する重要なポイントです。
しかし、多くの売主様は「自分の物件がレインズに登録されているか」を確認する方法をご存じありません。
この記事では、レインズ登録を売主ご自身で確認する具体的な手順と、囲い込みを防ぐチェックポイント、札幌エリアならではの活用術まで解説します。
レインズ(REINS)とは?売主が知るべき基本の仕組み
レインズとは、国土交通大臣が指定する不動産流通機構が運営する物件情報ネットワークシステムです。
レインズの役割と不動産売却での重要性
全国の不動産会社がレインズを通じて売却物件の情報を共有しています。2025年時点で全国約13万社の不動産会社がこのシステムを利用しており、登録することで幅広い買主候補に物件を届けることが可能です。
レインズに登録されなければ、他社の顧客に物件情報が届きません。つまり、売却のチャンスが大幅に狭まるリスクがあります。
レインズに登録される情報の種類
レインズには以下のような情報が登録されます。
- 物件の所在地・面積・間取り:土地面積や建物面積、構造などの基本情報
- 売出価格:売主と不動産会社が合意した販売価格
- 取引状況(ステータス):「公開中」「書面による購入申込あり」「売主都合で一時紹介停止中」の3段階
- 図面・写真の有無:間取り図や外観写真が登録されているかどうか
- 媒介契約の種類と期間:専属専任・専任・一般の区分
売主様にとって大切なのは、これらの情報が正確に登録されているかを自分の目で確認することです。
媒介契約の種類とレインズ登録義務の違い
媒介契約の種類によって、レインズへの登録義務と期限が異なります。ここを正しく理解しておくことが、確認の第一歩です。
専属専任・専任・一般媒介の登録ルール
- 専属専任媒介契約:媒介契約締結日から5営業日以内にレインズ登録が義務。業務報告は1週間に1回以上
- 専任媒介契約:媒介契約締結日から7営業日以内にレインズ登録が義務。業務報告は2週間に1回以上
- 一般媒介契約:レインズへの登録義務なし。ただし、売主の依頼があれば任意で登録可能
一般媒介契約の場合は義務がないため、登録されていないケースも珍しくありません。売主様から「レインズにも登録してください」と明確に伝えることが重要です。
登録期限と登録証明書の発行タイミング
不動産会社はレインズへの登録後、売主に対して「登録証明書」を遅滞なく交付する義務があります。一般的には登録完了と同日〜数日以内に郵送またはメールで届くのが通常です。
専属専任なら契約から約1週間以内、専任なら約10日以内に届くのが目安です。届かない場合は、すぐに担当者へ確認しましょう。
売主が自分でレインズ登録を確認する3つの方法
「本当に登録されているのか不安」という売主様のために、今日から実践できる3つの確認方法をご紹介します。
方法1:登録証明書の見方チェックリスト
登録証明書を受け取ったら、以下のポイントを確認してください。
- 登録日:媒介契約日から規定の営業日以内に登録されているか
- 物件所在地・面積:契約書と一致しているか
- 売出価格:合意した金額と相違ないか
- 図面の有無:「あり」になっているか(図面なしだと問い合わせ数が約40%減少するとされています)
- 取引状況:「公開中」になっているか
- レインズ登録番号:番号が記載されているか(後日の照会に必要)
これらの項目に1つでも不一致や空欄があれば、担当者に修正を依頼してください。
方法2:不動産会社への確認トーク例
証明書が届かない場合や内容に不安がある場合は、直接確認しましょう。以下のように伝えると効果的です。
- 「レインズの登録証明書をまだ受け取っていないのですが、登録は完了していますか?」
- 「レインズの取引状況が現在どうなっているか、画面を見せていただけますか?」
- 「他社からの問い合わせは何件くらい来ていますか?」
特に3つ目の質問は重要です。レインズ登録後2〜3週間経っても他社からの問い合わせがゼロの場合、登録内容に問題があるか、囲い込みの可能性が考えられます。
方法3:レインズの売主向け確認機能を活用する
レインズには売主専用の確認機能があり、登録証明書に記載された確認用IDとパスワードで、自分の物件の登録状況をオンラインで確認できます。
ログイン後は、取引状況が「公開中」になっているか、図面が添付されているかを確認しましょう。定期的にチェックすることで、不動産会社の動きを売主側からも把握できます。
取引状況(ステータス)管理と囲い込みの見抜き方
レインズの「取引状況」は売却活動の透明性を保つ重要な仕組みです。しかし、この仕組みが悪用される「囲い込み」も存在します。
ステータス変更のタイミングと注意点
レインズの取引状況は3種類あります。
- 公開中:他社からの問い合わせを受け付けている通常の状態
- 書面による購入申込あり:購入申込書が提出された状態。この段階では契約成立ではない
- 売主都合で一時紹介停止中:売主の事情で一時的に紹介を止めている状態
注意すべきは、「書面による購入申込あり」に変更されるタイミングです。正当な理由なくこのステータスに変更し、他社からの紹介を断る行為は囲い込みの典型的な手口です。
囲い込みを防ぐチェックポイント
囲い込みが疑われるサインは以下の通りです。
- レインズ登録後に内覧希望がまったくない:人気エリアの物件で1ヶ月以上内覧ゼロは不自然です
- 他社からの問い合わせ件数を教えてくれない:報告義務のある事項を曖昧にされる場合は要注意
- 取引状況が頻繁に「紹介停止中」になる:売主が依頼していないのにステータスが変更されている
- 自社購入希望者ばかり紹介される:両手仲介(売主・買主双方から手数料を得ること)を狙っている可能性
囲い込みの被害に遭うと、売却期間が長期化し、最終的に売出価格から5〜15%の値下げを余儀なくされるケースもあります。少しでも不審に感じたら、レインズの売主向け確認機能で状況をチェックしてください。
レインズに登録されないリスクと対処法
レインズに物件が登録されないと、売主様には大きな不利益が生じます。具体的なリスクと対処法を確認しましょう。
未登録で起こる売却機会の損失
レインズに登録しない場合、物件情報は担当の不動産会社1社の顧客にしか届きません。一般的に、レインズ経由の成約は全体の約50%以上を占めるとされています。
つまり、未登録のままでは買主候補の半数以上にアプローチできないことになります。売却期間が平均2〜3ヶ月延びるリスクもあり、価格交渉でも不利になりがちです。
登録拒否された場合の相談先
専属専任・専任媒介契約を結んでいるにもかかわらず、不動産会社がレインズへの登録を拒否した場合は、法令違反の可能性があります。以下の窓口に相談しましょう。
- 北海道庁 建設部住宅局建築指導課:宅地建物取引業法に基づく指導・監督の窓口。電話相談も受け付けています
- 公益社団法人 北海道宅地建物取引業協会:業界団体として会員企業への指導を行います。札幌市内に相談窓口があります
- 国土交通省 北海道地方整備局:大臣免許業者の場合はこちらが管轄です
- 公益財団法人 不動産流通推進センター:電話相談窓口で不動産取引全般の相談が可能です(03-3435-8111)
相談の際は、媒介契約書のコピーと登録証明書の有無を手元に準備しておくとスムーズです。
札幌エリアのレインズ活用事情と売り出しタイミング
北海道・札幌には、本州とは異なる不動産市場の特徴があります。レインズの活用においても、この地域特性を理解しておくことが大切です。
北海道レインズの特徴と登録件数の季節変動
北海道レインズ(東日本不動産流通機構の北海道エリア)では、札幌市内の中古マンション成約件数が年間約3,500〜4,000件にのぼります。しかし、この数字には明確な季節変動があります。
11月〜3月の冬季は、新規登録件数がピーク時(4〜6月)と比べて約20〜30%減少する傾向があります。雪や寒さの影響で内覧件数も落ち込み、売却活動全体が鈍化しやすい時期です。
冬季の売却活動を有利に進めるコツ
一方で、冬季はライバル物件が少なくなるため、あえてこの時期に売り出す戦略も有効です。
- レインズ登録のタイミング:10月中に登録し、冬季の競合が減る前にポジションを確保する
- 図面・写真の充実:冬は外観の印象が変わるため、夏〜秋に撮影した写真をレインズに登録しておく
- 価格設定の工夫:冬季は問い合わせが減るため、相場より3〜5%高めに設定する余裕がある場合も
- 地下鉄沿線・JR沿線の物件:交通利便性の高い市街地エリアの物件は、冬季でも需要が安定する傾向
札幌で不動産売却を成功させるには、道内特有のこうした季節性を踏まえたレインズ活用が欠かせません。
レインズを活用して不動産売却を成功させるポイント
最後に、レインズ登録を確認したうえで、売却を成功に導くために売主様が取るべき行動をまとめます。
信頼できる不動産会社の選び方
レインズを適切に活用してくれる不動産会社を選ぶことが、売却成功の土台です。以下のポイントを参考にしてください。
- 媒介契約前にレインズ登録の方針を確認する:登録タイミングや図面の準備方法を具体的に説明してくれるか
- 業務報告の頻度と内容を事前に取り決める:問い合わせ件数・内覧件数・レインズのステータスを含む報告が望ましい
- 売却実績を確認する:札幌エリアでの年間成約件数や平均売却期間(一般的に3〜6ヶ月)を聞いておく
当社では、レインズ登録証明書を速やかにお渡しし、取引状況の変更がある場合はその都度ご報告する体制を整えております。
売主が主体的に動くための行動リスト
売主様ご自身が以下の行動を実践することで、売却活動の透明性と成果が格段に高まります。
- 媒介契約時:レインズ登録の期日と証明書交付を書面で確認する
- 登録後1週間:登録証明書の内容をチェックリストで確認する
- 登録後2〜3週間:他社からの問い合わせ状況を担当者に確認する
- 毎月:レインズの売主向け確認機能でステータスをチェックする
- 3ヶ月経過時:成約に至らない場合は価格や販売方法の見直しを相談する
不動産売却は不動産会社任せにせず、売主様自身が情報を把握し、主体的に動くことが成功への近道です。レインズの仕組みを正しく理解し、登録状況をこまめに確認して、納得のいく売却を実現しましょう。
よくある質問
Q: レインズに自分の物件が登録されているか売主が確認する方法はありますか?
A: はい、主に2つの方法があります。1つ目は、不動産会社から交付される「登録証明書」で登録番号・登録日・物件情報を確認する方法です。
2つ目は、登録証明書に記載された確認用IDとパスワードを使い、レインズの売主向け確認機能にログインして取引状況をオンラインで確認する方法です。
Q: 一般媒介契約ではレインズに登録されないのですか?
A: 一般媒介契約の場合、不動産会社にレインズへの登録義務はありません。ただし、売主様から依頼すれば任意で登録してもらうことが可能です。
契約時に「レインズにも登録をお願いします」と明確に伝え、書面にも記載してもらうことをおすすめします。
Q: レインズの登録証明書はいつもらえますか?届かない場合はどうすればいいですか?
A: 専属専任媒介では5営業日以内、専任媒介では7営業日以内にレインズ登録が行われ、登録後速やかに証明書が交付されます。
契約から10日以上経っても届かない場合は、担当者に「登録証明書を発行してください」と直接依頼してください。それでも対応されない場合は、都道府県庁の宅建業担当窓口に相談できます。
Q: 不動産会社にレインズ登録を拒否された場合、どこに相談すればよいですか?
A: 専属専任・専任媒介契約でのレインズ未登録は宅地建物取引業法違反にあたる可能性があります。まずは北海道庁の建築指導課、または北海道宅地建物取引業協会に相談してください。
相談時には媒介契約書のコピーを手元に用意し、契約日・契約の種類・登録証明書の有無を伝えるとスムーズに対応してもらえます。
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