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2023/04/26
市街化調整区域の土地は札幌でなぜ売却が難しいのか?
土地や地域にはいろいろなタイプがあります。市街化調整区域もそのひとつ。市街化調整区域は「市街化を調整する区域」のことです。
市街化を調整する区域なので、市街化に繋がるような建築や開発などは調整というかたちで、
制限がかけられています。
市街化調整区域は、土地や地域のタイプの中でも売却が難しいと言われる土地のひとつです。
なぜ売却が難しいと言われているのでしょう。最終的に売却などのかたちで、市街化調整区域の土地を処分することは可能なのでしょうか。
札幌の市街化調整区域の売却可否や、売却が難しいと言われる理由について、
札幌をエリアにしている不動産会社が解説します。
■札幌の市街化調整区域とはどのような土地なのか
市街化調整区域とは「市街化を調整すべき土地や区域」のことです。つまり、無暗に開発や建築ができない土地のことになります。市街化調整区域の開発や建築については、基本的に行政の許可などが必要です。
自分の土地の場合、本来は自由に開発や建築ができるはず。しかし市街化調整区域は、「無暗な建築や開発を調整しておこう」「無秩序な開発はやめよう」という考えのもと、開発や建築が制限されます。
主に田んぼや畑が広がる土地や、都市部の近郊などに市街化調整区域は多くなっているのが特徴です。なお、市街化調整区域に対して、市街化区域という「優先的に開発して市街化を進めましょう」という土地もあります。
東京23区などは、代表的な市街化区域です。東京23区は、ほとんど市街化区域になっています。
■札幌市で認められている建築物について
札幌市では、以下の場合には許可を取らずに建物を建てることができます。
- 都市計画業の施工として行う建築物
- 非常災害のために必要な応急措置として行う建築物
- 仮設建築物(建築基準法第58条に基づくもの)
- 昔の開発法団地内で建てる建築物など
- 通常の管理や軽微な行為に関する建築物
また、例外的に許可を得ずに建てることができるものには、以下があります。
- 公益上必要な建築物(小学校、診療所、老人福祉施設、小売店など)
- 資源活用のための建築物(鉱物、観光など)
- 農林漁業施設や農産物処理・貯蔵・加工用の建築物
詳細については、札幌市のウェブサイトをご覧ください。
■札幌の市街化調整区域は売却できないのか
市街化調整区域の土地は、開発や建築が制限されるという話をしました。「市街化調整区域の売却は難しい」と言われる理由も、そこにあります。
買主が不動産を買うときは、住居や収益物件として使うためではないでしょうか。お店などを建てたいとも思っているかもしれません。
市街化調整区域の場合は自由に開発や建設ができないため、土地などの不動産を買っても活用が難しいのです。
買主は自然と市街化調整区域の土地の購入を避けることになります。札幌の市街化調整区域も同じこと。
そのため、札幌も含めた市街化調整区域は売却が難しいと言われているのです。しかし、札幌の市街化調整区域の土地がまったく売却できないわけではありません。札幌の市街化調整区域の土地は不動産会社でも「売却が難しい」と取引を控えることも少なくありませんが、不動産会社によっては取引ルートを持っており、売却の対応が可能なのです。
そのため、札幌の市街化調整区域が売却不可能というわけではありません。
■市街化調整区域の土地の相続について
市街化調整区域の土地を相続した場合、建築に制限があるために不便な側面がありますが、固定資産税がそれほど高くないため、すぐに放棄する前に一旦相続し所有することをおすすめします。土地利用には制限がありますが、完全に使用できないわけではないためです。
■最後に
市街化調整区域とは、市街化(開発や建築)を制限(調整)される区域のことです。開発や建築が制限される結果、市街化調整区域は売却し難いと言われています。札幌の市街化調整区域も、取り扱いしている不動産会社に相談することによって売却が可能です。
札幌の市街化調整区域の売却については、スタンドエステートへとお気軽にご相談ください。
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