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2026/05/22
マンション売却の流れと手順【札幌版】
マンション売却の流れと手順【札幌版】
マンションを売却しようと決意したとき、「どこから手を付ければ良いかわからない」とお悩みのお客様は少なくありません。
本記事では、査定依頼から引き渡しまでの7ステップを実務担当者目線で解説します。
さらに、札幌ならではの季節性・路線別相場・買取vs仲介の選び方まで、他の記事では得られないローカル情報を盛り込みました。この記事を読めば、次に取るべき行動が明確になります。
マンション売却の全体的な流れ:7つのステップ
マンション売却の手順は大きく「準備フェーズ(ステップ1〜4)」と「実行フェーズ(ステップ5〜7)」に分かれます。全体の流れを把握してから動き出すことで、手戻りや無駄な時間を防げます。
ステップ1〜4:査定・媒介契約・売り出しまでの準備フェーズ
- ステップ1:必要書類の収集:権利証(登記識別情報)・管理規約・修繕積立金の残高証明などを事前に揃えます。書類が揃わないと査定が止まるケースがあるため、最優先で着手してください。
- ステップ2:査定依頼:複数社に査定を依頼し、提示額と根拠を比較します。査定額はあくまで「売出し価格の参考値」であり、実際の成約価格とは異なる場合があります。
- ステップ3:媒介契約の締結:専任媒介・専属専任媒介・一般媒介の3種類から選択します。契約期間は最長3ヶ月が法定上限です。
- ステップ4:売り出し価格の設定と広告開始:レインズ登録・ポータルサイト掲載など、集客活動が始まります。売り出し後の最初の2〜4週間が反響のピークです。
準備フェーズで最も時間がかかるのはステップ1の書類収集です。
住宅ローンが残っている場合は、この段階で金融機関への残高照会も並行して進めておくとスムーズです。
ステップ5〜7:交渉・売買契約・決済・引き渡しの実行フェーズ
- ステップ5:購入申し込みと価格交渉:買い手から購入申込書が届いたら、値引き交渉・条件交渉に入ります。売出し価格から3〜5%程度の値引き要求は珍しくありません。
- ステップ6:売買契約の締結:重要事項説明を受け、契約書に署名・捺印します。手付金(通常売買代金の5〜10%)を受領するステップです。
- ステップ7:残代金決済・引き渡し:買い手の住宅ローン実行後に残代金を受領し、鍵を引き渡してマンション売却の手順が完了します。
実行フェーズでは「売買契約書の確認」が特に重要です。
瑕疵担保責任の範囲・引き渡し期日・特約事項を見落とすと、後々トラブルに発展するリスクがあります。
売却の方法と費用の詳細はこちらもあわせてご参照ください。
売却前に準備すること・必要書類チェックリスト
スムーズなマンション売却の流れを実現するために、売り出し前の準備が重要です。書類の不備は査定・契約のいずれのフェーズでも手続きを止める原因になります。
権利証・管理規約など必須書類の集め方
以下の書類を事前に手元に揃えておくことを推奨します。
- 登記識別情報(権利証):法務局で取得可能。紛失時は事前申告が必要です
- マンションの管理規約・使用細則:管理組合または管理会社に請求します
- 修繕積立金の残高証明書:管理会社に発行依頼します(発行まで1〜2週間かかる場合があります)
- 固定資産税納税通知書:直近1年分を保管しておきましょう
- 間取り図・設備一覧:購入時のパンフレットや竣工図があれば理想的です
書類の中で最も取得に時間がかかるのは管理規約と修繕積立金関連書類です。
査定依頼と並行して請求を始めることで、手続き全体を1〜2週間短縮できます。
住宅ローン残高の確認と抹消手続きの段取り
ローンが残っているマンションも売却の手続きを進めることができます。ただし、引き渡し時点でのローン完済が条件になります。
- 残高照会:金融機関に「残高証明書」の発行を依頼します
- 売却益で完済できる場合:決済日に売却代金でローンを一括返済し、同日に抵当権抹消手続きを行います
- 売却益で完済できない場合(オーバーローン):自己資金の補填か、任意売却の検討が必要になります。当社でも個別にご相談を承っております
オーバーローンの場合でも、早めに金融機関と当社に相談することで選択肢が広がります。
一人で抱え込まず、まずは無料査定でローン残高と市場価格の差を把握することをお勧めします。
査定依頼から媒介契約まで:選択を誤らない判断基準
査定を受けた後、「仲介で売る」か「買取を利用する」かの選択が売却結果を大きく左右します。また、媒介契約の種類を誤ると販売活動が停滞する原因になります。
仲介と買取、どちらを選ぶべきか自己診断フロー
- 仲介が向いているお客様:売却価格を最大化したい/売却まで3〜6ヶ月の余裕がある/物件の状態が良い
- 買取が向いているお客様:2〜4週間で現金化したい/転勤・相続・離婚などで早期決済が必要/リフォームや片付けをせず現状渡しにしたい
- どちらか迷うお客様:まず仲介で売り出し、3ヶ月経過後に売れない場合は買取へ切り替えるという「段階型戦略」が有効です
買取は仲介と比べて売却価格が70〜85%程度になる傾向がありますが、仲介手数料・クリーニング費用・長期保有リスクを加味すると、手取り額の差は縮まるケースもあります。
マンション売却サービスの詳細はこちらからご確認いただけます。
媒介契約の種類と選び方のポイント
- 専属専任媒介:1社のみに依頼。レインズへの登録義務(5営業日以内)と報告義務(週1回以上)が売主にとって手厚い
- 専任媒介:1社のみに依頼。レインズ登録は7営業日以内。自己発見取引が可能
- 一般媒介:複数社に依頼可能。競争原理が働く反面、各社が積極的に動きにくい場合がある
初めてのマンション売却では、担当者との連携が密になる専任媒介または専属専任媒介を選ぶお客様が多い傾向です。
信頼できる担当者を見つけたうえで契約形態を選ぶことが最も重要です。
売り出し〜成約:交渉・売買契約で注意すべき実務リスク
買い手が見つかってからも、マンション売却の手順の中で注意すべき落とし穴は数多くあります。実務担当者が現場で繰り返し目にするリスクを具体的にお伝えします。
値下げ交渉・瑕疵担保責任・引き渡し遅延の回避策
- 値下げ交渉リスク:購入申込後に「ローン審査の結果、予算が縮小した」などを理由に値引きを求めるケースがあります。売出し価格に「交渉余地」を3〜5%程度組み込んでおくことで対応しやすくなります
- 瑕疵担保責任リスク:引き渡し後に雨漏り・設備不具合などが発覚すると、売主が補修費用を負担する可能性があります。売却前のインスペクション(住宅診断)実施で告知漏れを防げます
- 引き渡し遅延リスク:買い手の住宅ローン審査が長引くと決済が延期になる場合があります。引き渡し期日の前後2週間は引っ越しの日程を固定しないよう注意が必要です
特に「瑕疵の告知」は、知っていながら伝えなかった場合に契約解除や損害賠償の対象になるリスクがあります。
小さな不具合でも事前に担当者へ相談し、告知書に正確に記載することが重要です。
売買契約書の重要事項を見落とさないチェックポイント
- 引き渡し期日・引き渡し条件:「現状有姿渡し」か「リフォーム後渡し」かを明記します
- 手付解除期日:この期日を過ぎると買い手の手付放棄・売主の手付倍返しによる解除ができなくなります
- ローン特約の有無と期日:買い手のローンが否決された場合に白紙解約できる条件を確認します
- 付帯設備の引き渡し範囲:エアコン・照明・カーテンレールなどを置いていくか持っていくか、事前に一覧表で明確にしておきます
契約書は署名前に必ず全文を読み、不明点は担当者に確認しましょう。
後から「知らなかった」では取り返しがつかないケースもあります。
札幌エリア特有の売却タイミングと相場感
札幌でのマンション売却を成功させるには、道内ならではの季節性と路線格差を理解することが欠かせません。全国共通の一般論では対応しきれない、北海道特有の要素をお伝えします。
冬期(11〜3月)の内覧対策と融雪期に合わせた売り出し戦略
北海道の冬は内覧件数が減少する傾向がありますが、見方を変えれば「本気の購入検討者だけが来る」時期でもあります。
- 冬期内覧の注意点:玄関・廊下の雪や水濡れ対策として、内覧前の除雪・マット敷きが印象を左右します。暖房をしっかり稼働させ、室内の温かさをアピールしましょう
- 融雪期(3〜4月)の売り出し戦略:雪が解け始める3月以降は内覧件数が急増します。この時期に合わせて2〜3月から売り出しを開始し、春需要を取り込む戦略が有効です
- 最も売れやすい時期:転勤・入学シーズンに合わせた2〜4月が成約件数のピーク。次いで秋の9〜10月も動きやすい時期です
逆に12〜1月は内覧・成約ともに低調になりやすく、急いでいない場合は売り出しを少し待つ判断も選択肢に入ります。
地下鉄沿線・JR沿線・郊外エリア別の売却期間と成約価格の傾向
札幌市内でも、沿線・エリアによって売却期間と成約価格には大きな差があります。
- 地下鉄沿線(市街地エリア):需要が高く、売り出しから成約まで平均2〜3ヶ月程度。価格の下落幅も比較的小さく、査定額に近い価格で成約しやすい傾向があります
- JR沿線エリア:地下鉄沿線に次いで流動性が高い。ただし、駅から徒歩15分超になると成約期間が4〜6ヶ月程度に延びるケースが増えます
- 郊外エリア:需要が限定的で、成約まで6ヶ月以上かかるケースも珍しくありません。買取を検討する価値が高いエリアです
道内のマンション市場では、地下鉄沿線の市街地エリアと郊外では同じ築年・専有面積でも10〜20%程度の価格差が生じることがあります。
まずは当社の無料査定で、お客様の物件がどのエリア特性に該当するかを確認することをお勧めします。
決済・引き渡しから売却完了まで:最終フェーズの段取り
いよいよ最終フェーズです。残代金決済の当日は多くの手続きが集中します。事前に「何を・何時に・誰が行うか」を把握しておくことで、当日を落ち着いて迎えられます。
残代金決済当日の流れと持参書類
決済は通常、買い手の取引金融機関で行われます。所要時間は1〜2時間程度です。
- 10:00〜:買い手の住宅ローン実行。金融機関から売主口座に残代金が振り込まれます
- 振込確認後:売主側の抵当権抹消書類を司法書士に渡し、登記申請を依頼します
- 同日中:鍵・管理規約・保証書・リモコン類を買い手に引き渡します
当日の持参書類は、実印・印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)・権利証・本人確認書類・振込先口座情報です。
一つでも忘れると決済が延期になることがあるため、前日に必ず確認リストを参照してください。
確定申告・譲渡所得税の概要と注意点
マンション売却で利益が出た場合(譲渡益が生じた場合)は、翌年の確定申告が必要です。
- 譲渡所得税の基本:「売却価格 − 取得費 − 譲渡費用」がプラスの場合に課税対象となります
- 3,000万円特別控除:マイホームとして居住していたマンションを売却する場合、譲渡益から最大3,000万円を控除できる特例があります
- 確定申告の期限:売却した翌年の2月16日〜3月15日が申告期間です
税務上の具体的なご相談は税理士へのご依頼をお勧めします。当社では税理士の紹介も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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よくある質問
Q: マンション売却の流れは最短でどのくらいの期間で完了しますか?
A: 仲介の場合、売り出しから引き渡しまで平均3〜6ヶ月かかります。買取を利用する場合は最短2〜4週間での現金化が可能です。
急いでいない場合は仲介で価格を最大化し、早期売却が必要な場合は買取をご検討ください。どちらが最適かは当社へご相談いただければアドバイスいたします。
Q: 査定額と実際の売却価格はどれくらい差が出ることがありますか?
A: 一般的に、査定額の8〜10割程度が実際の成約価格となるケースが多いです。市況・築年数・立地条件・季節性によって乖離幅は変わります。
特に築20年超の物件や郊外エリアでは査定額より大きく下回るケースもあります。査定時に「なぜその価格か」の根拠をしっかり確認することが重要です。
Q: 住宅ローンが残っているマンションでも売却の手続きは進められますか?
A: 売却の手続きを進めることは可能です。ただし、引き渡し日までにローンを完済し、抵当権を抹消することが条件となります。
売却益でローンを完済できない「オーバーローン」の場合は、自己資金での補填や任意売却などの手段があります。まずは残高証明書と査定額を比較して現状を把握することが最初のステップです。
Q: 売却の流れの中で、売主が特に注意すべき手続きはどのステップですか?
A: 特に注意が必要なのは「媒介契約の種類選択」「瑕疵の告知義務」「売買契約書の内容確認」の3点です。
媒介契約の選択を誤ると販売活動が停滞し、瑕疵の告知漏れは引き渡し後のトラブルに直結します。売買契約書は署名前に全条項を確認し、不明点は必ず担当者に質問してください。
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