マンションを売るとき、管理会社から何枚もの書類を受け取ります。ところが、中身を読まずにそのまま担当者へ渡している方が多くいます。ここには、買主が必ず確認する数字が入っています。
先に自分で読んでおくと、2つの得があります。ひとつは、聞かれたときに答えられること。もうひとつは、不利な材料を先に把握して、価格の説明に組み込めることです。
書類を出してもらうのに1〜2週間かかることがあります。売り出しを決めたら、まず管理会社に連絡してください。費用がかかる場合もあります。
買主が一番見る数字です。戸数と築年数に対して、残高が十分かどうかが判断されます。足りていない建物では、将来の一時金や大幅な値上げを心配されます。
長期修繕計画に、次の工事の予定と金額が書かれています。残高が予定額に届いていない場合、その差をどう埋めるかが問題になります。総会で一時金の徴収が決まっていれば、必ず買主に伝えてください。
段階的に値上げする計画になっていることがあります。買主の毎月の負担が変わるので、重要事項として説明が必要です。隠して売ると、後で問題になります。
管理費や修繕積立金を滞納している住戸がどれくらいあるか。滞納が多い建物は、将来の修繕に支障が出ると見られます。買主が気にする数字なので、把握しておいてください。
騒音、ペット、駐輪場、共用部分の使い方。議題に上がっている問題は、買主にとって暮らしの情報です。解決済みなのか、続いているのかを確認してください。
管理の委託先を変える検討がされていることがあります。管理費が変わる可能性があるため、買主には関係する情報です。
築年数の古い建物では、建て替えや耐震の工事が話題になることがあります。決まっていなくても、議論があること自体が判断材料になります。
買主から必ず聞かれます。飼えるとしても、大きさや頭数に制限があることが多いので、細則まで確認してください。可か不可かだけでは足りません。
床材の遮音等級、工事の届出、作業のできる時間帯。買主がリフォームを前提に買う場合、ここが判断を左右します。水回りの位置を動かせるかどうかも確認してください。
楽器の演奏に制限があるか、事務所として使えるか。近年は、在宅の仕事ができるかを気にする買主が増えています。
空きがあるか、順番待ちか、使用料はいくらか。札幌では、屋根のある駐車場かどうかが冬の手間を大きく左右します。来客用の駐車場の有無も聞かれます。
建物全体で熱源を持つ方式か、各戸で暖房するか。前者は使っていなくても基本料金がかかります。毎月いくらかかるのかを、実際の金額で示せると強い材料になります。管理費に含まれているかも確認してください。
敷地の除雪を誰がやるか、費用は管理費に含まれるか、排雪は年に何回か。1階や専用庭付きの部屋では、そこの除雪が誰の担当かも問題になります。
築年数が経った建物では、給排水管の更新が話題になります。専有部分の配管を替えているか、全体の計画があるか。札幌では、凍結対策がどうなっているかも聞かれます。
窓が二重か、換気の設備がどうなっているか。共用部分の工事で断熱を改善した実績があれば、それも材料になります。
積立金が不足している、一時金の徴収が決まっている、滞納が多い。これらは重要事項として説明が必要な内容です。隠して売ると、引き渡し後に問題になります。
この建物は積立金が不足していて、来年から値上げが決まっている。その分を価格に反映している。この説明ができれば、買主は納得して判断できます。
大規模修繕が済んでいる、管理人が常駐している、滞納がゼロ。これらは積極的に伝えてください。同じ築年数の他の建物と比べたときの強みになります。
管理会社への依頼に1〜2週間かかります。2月から3月の動く時期に間に合わせたいなら、1月のうちに依頼してください。秋の9月から10月を狙うなら、8月に動きます。
値上げや一時金が議題に上がっている場合、総会で決まる前後で説明の仕方が変わります。決まっていない段階では、検討中であることを伝える必要があります。総会の日程を確認しておいてください。
建物がきれいで、しばらく大きな出費もありません。売るには有利な時期です。工事の完了報告の資料も、そのまま説明の材料になります。
管理規約と使用細則、管理費と修繕積立金の金額、積立金の残高、大規模修繕の履歴と長期修繕計画、総会の議事録です。書面で出してもらうのに1〜2週間かかることがあります。
戸数と築年数に対して十分かどうかで判断されます。次の大規模修繕の予定額に届いているかを見てください。足りていない場合、将来の一時金や値上げを買主が心配します。
伝えてください。重要事項として説明が必要な内容です。隠して売ると引き渡し後に問題になります。その分を価格に反映していると説明するほうが、話がまとまります。
見てください。滞納の状況、住民間のもめごと、管理会社を変える話、建て替えの議論。どれも買主にとっては暮らしと将来の費用に関わる情報です。
可か不可かだけでなく、大きさや頭数の制限まで細則を確認してください。買主から必ず聞かれる項目です。
管理規約と使用細則です。床材の遮音等級、工事の届出、作業のできる時間帯、水回りの位置を動かせるかを確認してください。リフォーム前提で買う方には、ここが判断を左右します。
暖房の方式と毎月の費用、除雪と排雪の体制、給排水管の凍結対策、結露の対策です。1階や専用庭付きの部屋では、そこの除雪が誰の担当かも確認してください。
伏せられません。重要事項として説明が必要なものが多く、隠すと後で問題になります。先に伝えて価格に織り込むほうが、結果として話がまとまります。
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