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地盤が心配と言われる土地を売る|履歴と記録で答える

2023.04.26土地売却

地盤が緩い、もとが沢や川だった、埋め立てた土地。買主は必ず調べます。調べられて出てくるより、先に自分から説明できる状態にしておくほうが、結果として話がまとまります。

大事なのは、危険を煽ることでも、隠すことでもありません。その土地の履歴と、これまで何が起きたか、どんな記録があるか。事実を並べれば、買主は自分で判断できます。

地盤の話は、地域全体の話と、その土地個別の話を分けて考えてください。同じ町内でも、造成の履歴によって条件が変わります。ひとくくりにすると、正確な説明になりません。

土地の履歴を調べる

もとが何だったか

古い地形図や航空写真で、造成される前の様子がわかることがあります。沢、川、池、水田だった場所は、土を盛って宅地にしていることがあります。図書館や役所で、古い資料を見られます。

地名が手がかりになることがある

沢、川、沼、谷。昔の地名に、その土地の成り立ちが残っていることがあります。ただし、地名だけで判断はできません。手がかりのひとつとして見てください。

市が公開している情報

札幌市は、地盤や災害に関する情報を地図で公開しています。自分の土地がどう示されているかを、一度は確認してください。買主も同じものを見ています。

地盤調査の記録

家を建てたときに調査をしていれば、その報告書があります。これが一番確かな情報です。改良工事をしているなら、どの方法でどの深さまでやったかも記録に残っています。建築の書類の中を探してください。

説明義務があるもの

ハザードマップ

浸水想定や土砂災害の区域については、契約の前に説明する義務があります。該当するかどうかを、先に確認しておいてください。後から出てくると、買主の不信につながります。

過去に被害があったこと

地盤が沈んだ、家が傾いた、床下に水が入った。知っていることは、すべて買主に伝えてください。直したなら、その記録とあわせて示します。隠すと、引き渡し後に責任を問われます。

近隣で起きたこと

自分の家は無事でも、近所で被害があった場合。買主は近所で聞けばわかります。先に伝えたうえで、自分の土地はどうだったかを説明するほうが信用されます。

価格と説明のしかた

調査の記録が一番効く

不安に対して、数字で答えられるかどうかです。地盤調査の結果、改良工事の内容、床の傾きの実測値。これがあると、買主は想像ではなく事実で判断できます。

調査を新たに入れる選択

記録がない場合、売る前に調査を入れる方法があります。費用はかかりますが、結果が良ければそのまま強い材料になります。悪い結果が出た場合は、その分を価格に反映することになります。

地域全体と、この土地を分ける

報道で名前が出た地域では、その名前だけで敬遠されることがあります。ところが、被害の範囲は限られていることが多く、その後に復旧の工事が行われた区域もあります。自分の土地がどうだったかを、事実として示してください。市の窓口で確認できます。

建物の状態と分けて話す

地盤の話と、建物が傷んでいるかどうかは別の問題です。床が傾いていないなら、測った数字で示してください。混同したまま話すと、必要以上に不安を持たれます。

保険の扱い

地震保険に入っているか

加入していれば、買主が引き継ぐことはできませんが、これまで保険金の支払いがあったかどうかは、被害の記録になります。査定の書類が残っていれば、それも材料です。

売主の保険は解約する

引き渡し後、自動では解約されません。長期で加入していれば、残りの期間分が戻ることがあります。自分で手続きしてください。

売る前にやることのまとめ

  1. 古い地形図や航空写真で、造成前の様子を調べる
  2. 市が公開している地盤や災害の情報で、自分の土地を確認する
  3. ハザードマップの区域に該当するかを確認する
  4. 家を建てたときの地盤調査の記録を探す
  5. 改良工事をしているなら、その内容を整理する
  6. 床の傾きを測って、数字で示せるようにする
  7. 過去に被害があれば、対処の記録とあわせてまとめる
  8. 復旧の工事が入った区域かを、市の窓口で確認する
  9. 記録がない場合、調査を入れるかどうかを判断する
  10. 知っていることを書面にして、買主に確認してもらう

いつ売り出すのがよいか

戸建て・土地

札幌では4月から6月です。地盤の調査は、地面が凍る冬にはできません。調査を入れるなら、雪解け後に着手して初夏に売り出す流れになります。

資料集めは冬でもできる

古い地形図、市の公開情報、建築時の書類。これらは雪に関係なく確認できます。冬のうちに準備を済ませておいてください。

よくあるご質問

地盤が心配な地域だと言われます。売れますか。

売れます。大事なのは、その土地の履歴と記録を示せるかどうかです。地域全体の話と、その土地個別の話は別です。造成の履歴によって条件が変わります。

土地の成り立ちはどう調べますか。

古い地形図や航空写真で、造成される前の様子がわかることがあります。沢、川、池、水田だった場所は、土を盛って宅地にしていることがあります。図書館や役所で古い資料を見られます。

何を買主に伝える義務がありますか。

浸水想定や土砂災害の区域については、契約の前に説明する義務があります。また、過去に地盤が沈んだ、家が傾いたといった被害を知っているなら、それも伝えてください。

近所で被害がありました。自分の家は無事です。

先に伝えたうえで、自分の土地はどうだったかを説明してください。買主は近所で聞けばわかります。隠すより、事実を並べるほうが信用されます。

地盤調査の記録がありません。

売る前に調査を入れる方法があります。費用はかかりますが、結果が良ければ強い材料になります。悪い結果なら、その分を価格に反映することになります。

地域の名前だけで敬遠されます。

被害の範囲は限られていることが多く、その後に復旧の工事が行われた区域もあります。自分の土地がどうだったかを事実として示してください。市の窓口で確認できます。

床が傾いている気がします。

測った数字で示してください。地盤の話と、建物が傷んでいるかどうかは別の問題です。混同したまま話すと、必要以上に不安を持たれます。

地震保険は買主に引き継げますか。

引き継げません。売主が解約の手続きをしてください。長期で加入していれば残りの期間分が戻ります。これまで保険金の支払いがあったかどうかは、被害の記録として買主への説明に使えます。

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詳しくは ハザードマップの説明義務 をご覧ください。お電話は 0120-193-933(10:00〜18:00・日曜定休)。