~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~

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2026/09/14

ブログ

空き家を解体して土地として売る|費用・税金・時期の判断

空き家をどうするか決めるとき、「解体して土地として売る」という選択肢が出てきます。建物が古くてそのままでは住めない場合、買い手が広がることがあります。

結論から言うと、解体するかどうかは「解体費」「上がる固定資産税」「買い手の広がり方」の3つを並べて決めます。先に壊すのが必ず得とは限りません。自分で解体して好きな家を建てたい買主もいるためです。順に見ていきます。

解体費を左右するもの

  • 建物の構造/木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の順に高くなります
  • 延べ床面積/広いほど当然かかります
  • 重機が入れるか/前面道路が狭い、敷地に入れないと手作業が増え、費用が上がります
  • 隣家との距離/近いと養生と手作業が増えます
  • 付帯物/物置、カーポート、ブロック塀、樹木、浄化槽、井戸、灯油タンク
  • 残置物/家財が残っていると別途かかります
  • アスベスト/使用されていると調査と特別な処理が必要です
  • 時期/積雪期は作業効率が落ち、費用も日数も増えます

見積もりは、必ず現地を見てもらったうえで、内訳が分かれる形の書面で出してもらってください。「一式」だけの見積もりは、あとで追加が出やすくなります。

解体の流れ

  1. 見積もり/屋内も屋外も、物置や樹木まで見てもらいます
  2. 契約/追加費用が出る条件を確認します
  3. ライフラインの停止/電気、ガス、水道、通信。水道は解体後の散水に使うため、止める時期を業者と相談してください
  4. 近隣へのあいさつ/音と振動、車両の出入りがあります。業者が回ってくれることが多くあります
  5. 工事/木造の一般的な住宅で数日から2週間ほど
  6. 建物滅失登記/建物を壊したら1か月以内に申請します。義務です

建物滅失登記を忘れると、無くなった建物に固定資産税がかかり続けます。また、登記簿上に建物が残っていると土地の売買にも支障が出ます。土地家屋調査士に依頼できます。

税金がどう変わるか

翌年度から土地の税額が上がる

住宅が建っている土地は、固定資産税の課税標準が200平方メートルまで6分の1、超える部分は3分の1に軽くなります。都市計画税も軽減されます。

更地にすると、この特例が外れます。1月1日時点で更地であれば、その年度から軽減がなくなります。

建物の分の税金はなくなる

建物にかかっていた固定資産税は無くなります。ただし古い建物の評価額は低いため、土地の増加分のほうが大きくなるのが通常です。

解体費は譲渡費用になる

土地として売るために建物を取り壊した費用は、売却時の譲渡費用に入ります。領収書は必ず保管してください。

空き家の3,000万円特別控除との関係

相続した古い家を売る場合、取り壊して土地として売ることが、この控除の条件のひとつです。期限は相続開始日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで。使う予定があるなら、日程を必ず確認してください。

解体したほうがよい場合

  • 建物が傷んでいて、そのままでは住めない
  • 行政から指導や勧告を受けている、あるいは受けそうな状態
  • 落雪や倒壊で近隣に被害が出る危険がある
  • 相続した古い家で、空き家の3,000万円特別控除を使う
  • 土地の条件がよく、更地のほうが買い手が広がる

建物付きのまま売ったほうがよい場合

  • まだ住める状態で、手を入れれば使える
  • 自分で解体して建てたい買主が見込める
  • 売れるまでに時間がかかりそうで、税金の負担が重くなる
  • 解体費を出す余裕がない

解体費を売主が負担するのか、買主に判断してもらうのか。これが選択の中身です。買主のなかには、自分の手配で壊したいという方もいます。

札幌で解体するときの注意

時期は4月から11月

積雪期は作業効率が落ち、費用も日数も増えます。雪の搬出が必要になることもあります。期限のある制度を使うなら、冬をはさまない日程を組んでください。

前面道路と駐車スペース

重機とトラックが入れるか、停められるか。狭い道路や、冬季に除雪が入らない道路に面していると、条件が厳しくなります。見積もりの前に、業者に道路の状況も見てもらってください。

近隣への配慮

音、振動、粉じん、車両の出入り。とくに冬から春にかけては、雪の置き場が減っているぶん近隣に負担がかかります。あいさつは必ず行ってください。

地中から出てくるもの

古い基礎、浄化槽、井戸、コンクリートがら。解体のときに分かることが多いので、業者に地中の状況も確認して報告してもらってください。売却後に見つかると、撤去費用を求められることがあります。

進める順番

  1. いくらで売れるかを確かめる/建物付きの場合と、更地の場合の両方で
  2. 解体費の見積もりを取る/現地を見てもらい、書面で
  3. 税金の増える分を計算する/売れるまでの期間も見込みます
  4. 比べて決める
  5. 解体するなら、売却の日程と合わせる/更地の期間が長引かないように

1を飛ばして解体を決めてしまう方が多くいます。建物付きでも十分に売れる場合があり、そのときは解体費が丸ごと無駄になります。

よくあるご質問

解体してから売ったほうが高く売れますか。

一概には言えません。更地のほうが買い手が広がることもありますが、自分で解体して建てたい買主もいます。まず建物付きの場合と更地の場合の両方で金額を確かめてください。

解体すると税金はどうなりますか。

住宅用地の特例が外れ、翌年度から土地の固定資産税が上がります。1月1日時点で更地であれば、その年度から軽減がなくなります。建物の分の税金は無くなりますが、土地の増加分のほうが大きくなるのが通常です。

解体費は経費になりますか。

土地として売るために取り壊した費用は、売却時の譲渡費用に入ります。領収書は必ず保管してください。

建物を壊したあと、何か手続きは必要ですか。

建物滅失登記を1か月以内に申請します。義務です。忘れると無くなった建物に固定資産税がかかり続け、土地の売買にも支障が出ます。

見積もりはどう取ればよいですか。

現地を見てもらったうえで、内訳が分かれる形の書面で出してもらってください。物置、カーポート、ブロック塀、樹木、浄化槽、灯油タンクまで含めて見てもらいます。

冬でも解体できますか。

できますが、作業効率が落ち、費用も日数も増えます。雪の搬出が必要になることもあります。急ぐ事情がなければ4月から11月に組んでください。

地中から古い基礎が出てきました。

解体のときに分かることが多いので、業者に地中の状況も確認して報告してもらってください。売却後に見つかると撤去費用を求められることがあります。

解体費を出す余裕がありません。

建物付きのまま売る方法があります。また、家財が残ったままでも買い取れる場合があります。まず金額を確かめてからご相談ください。

解体を決める前に、建物付きの金額を確かめる

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