新着情報~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~
2026/09/15
不動産査定に必要な書類|なくても査定はできる、あると数百万円変わるもの
査定を頼むとき、何を用意すればよいのか。よく聞かれますが、最初の概算を知りたいだけなら、書類は一つも要りません。住所と間取り、おおよその築年数がわかれば、成約データから相場は出せます。まず金額の目安を知りたい段階で、書類集めから始める必要はありません。
書類が効いてくるのは、その次です。実際に売り出す価格を決める段階になると、書類の有無で査定額が数百万円変わることがあります。土地の面積が登記と実測で違う、再建築ができない、私道の持分がない。こうした事情は書類を見ないとわかりません。
書類が全部そろっていなくても査定はできます。足りないものは、どこで取れるかをお伝えします。そろえてから相談しようと考えて何か月も止まってしまうほうが、機会の損失としては大きいです。
まず手元にあるか見てほしいもの
権利証(登記識別情報)
不動産を買ったときに受け取った書類です。2005年より前のものは登記済証、それ以降は登記識別情報通知という名前で、緑や青の目隠しシールが貼られています。査定そのものには必須ではありませんが、物件を正確に特定するのに役立ちます。売却のときには必要になるので、この機会に探しておいてください。
売買契約書と重要事項説明書
買ったときの契約書一式です。ここには、土地の面積、私道の有無、建築の制限など、査定に直結する情報が詰まっています。また、売却で利益が出たときの税金の計算に、買ったときの金額が必要です。この契約書がないと、税金が数百万円増えることがあります。何より優先して探してください。
固定資産税の納税通知書
毎年春に届くものです。土地と建物の評価額、地番、面積が載っています。これ1枚あるだけで、査定の精度がかなり上がります。捨ててしまった場合も、各区の市税事務所で評価証明書が取れます。
戸建て・土地で追加してほしいもの
測量図・境界確認書
土地の面積と境界がはっきりしているかどうかは、価格に直結します。境界が確定していない土地は、確定している土地より安くなるのが普通です。買主が後々のもめごとを避けたがるためです。確定測量図があれば、そのまま強みになります。
建築確認済証・検査済証
建てたときに適法だったことを示す書類です。とくに検査済証があるかどうかは、買主が住宅ローンを組めるかに影響することがあります。古い家では検査済証がないことも多く、その場合は別の方法で説明することになります。
地盤調査の報告書・リフォームの記録
地盤改良をしている、屋根を葺き替えた、給湯器を替えた。こうした記録は買主が知りたい情報です。札幌では、断熱や暖房の設備をいつ更新したかが、とくによく聞かれます。領収書や見積書が残っていれば、まとめて出してください。
市街化調整区域の土地は、建てられるかどうかで価格が大きく変わります。都市計画法の許可に関する書類が残っていれば、必ず出してください。
マンションで追加してほしいもの
管理規約・使用細則
ペットが飼えるか、楽器が弾けるか、リフォームにどこまで制限があるか。買主が必ず確認する内容です。規約の内容は、同じ建物の中でも売れやすさを左右します。
管理費・修繕積立金がわかるもの
毎月の金額に加えて、修繕積立金が今いくら貯まっているか、値上げの予定があるかどうかが重要です。積立が不足しているマンションは、買主が将来の負担を心配します。管理組合の総会の資料が残っていれば、それも出してください。
大規模修繕の履歴
外壁や屋上防水をいつやったか。次はいつの予定か。札幌のマンションでは、暖房の方式と、給湯設備の更新時期がとくに見られます。セントラルヒーティングの場合、熱源の更新が済んでいるかどうかで評価が変わります。
見つからないときの取り寄せ先
法務局で取れるもの
登記事項証明書、公図、地積測量図、建物図面です。権利証がなくても、登記事項証明書があれば所有者と面積は確認できます。札幌法務局の窓口のほか、オンラインでも請求できます。
市区町村で取れるもの
固定資産評価証明書と公課証明書は、各区の市税事務所で取れます。住民票や戸籍も同じく市区町村です。建築確認の台帳記載事項証明は、建築指導課で確認します。確認済証そのものは再発行されませんが、台帳に記録が残っていればその証明は取れます。
管理会社で取れるもの
マンションの管理規約、修繕積立金の残高、修繕の履歴は、管理会社に依頼すれば書面で出してもらえます。売却の準備であることを伝えれば対応してもらえます。費用がかかる場合があります。
契約書だけは、どこでも再発行してもらえません。買ったときの不動産会社に写しが残っていることがあるので、まずはそこに問い合わせてみてください。それでも出てこない場合は、通帳の記録や住宅ローンの資料が手がかりになります。
売る前にやることのまとめ
- まず概算だけ知りたい段階では、書類はそろえずに相場を調べる
- 売る方向で考え始めたら、買ったときの売買契約書を最優先で探す
- 権利証と固定資産税の納税通知書を探す
- 戸建て・土地なら、測量図と境界の資料があるか確認する
- マンションなら、管理規約と修繕積立金の資料を用意する
- リフォームや設備更新の記録をまとめておく
- 見つからないものは、法務局・市税事務所・管理会社に取り寄せを依頼する
いつ売り出すのがよいか
戸建て・土地
札幌では4月から6月に動きます。境界の確認や測量は雪がある時期にはできないため、冬の間に書類を集めておき、雪解けとともに現地の作業に入る流れが効率的です。測量が必要な土地は、そこから1〜2か月かかることもあります。
マンション
通年で売り出せます。管理会社への書類の依頼に1〜2週間かかることがあるので、売り出しを決めたら早めに連絡してください。
よくあるご質問
査定を頼むのに、書類は必ず必要ですか。
概算を知りたいだけなら不要です。住所と間取り、おおよその築年数がわかれば相場は出せます。売り出す価格を決める段階になると、書類があるほど精度が上がります。
買ったときの契約書が見つかりません。
最優先で探していただきたい書類です。売却で利益が出たときの税金の計算に、買ったときの金額が必要になるためです。見つからないと税金が大きく増えることがあります。買った当時の不動産会社に写しが残っていないか問い合わせてみてください。
権利証をなくしましたが査定できますか。
できます。登記事項証明書があれば所有者と面積は確認できます。権利証は売却の決済のときに必要になりますが、なくても司法書士による本人確認の方法で手続きは進められます。
測量図がないと安くなりますか。
境界が確定していない土地は、確定している土地より安く評価されるのが普通です。買主が後々のもめごとを心配するためです。ただし、測量には費用と時間がかかるので、売値との兼ね合いで判断します。
固定資産税の通知書を捨ててしまいました。
各区の市税事務所で評価証明書が取れます。土地と建物の評価額、地番、面積が載っているので、査定には十分使えます。
マンションで用意するものは何ですか。
管理規約、管理費と修繕積立金の金額、積立金の残高、大規模修繕の履歴です。管理会社に依頼すれば書面で出してもらえます。1〜2週間かかることがあります。
古い家で検査済証がありません。問題になりますか。
古い建物では珍しくありません。買主が住宅ローンを組めるかに影響することがあるため、台帳記載事項証明が取れるかを建築指導課で確認します。
リフォームの記録は査定に関係しますか。
関係します。屋根の葺き替え、給湯器や暖房設備の更新は買主がよく確認する点です。札幌では、断熱や暖房をいつ更新したかがとくに重視されます。領収書や見積書が残っていれば出してください。
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