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住みながら家を売る|売り先行と買い先行、仮住まいの判断

結論から書きます。住みながら売るのは普通のことで、不利にはなりません。むしろ、空き家より暮らしのイメージが伝わりやすく、生活感を抑えられていれば問題ありません。ただし、内見のたびに片づけと立ち会いが必要になるため、その負担は覚悟してください。

買い替えの場合、売りを先にするか買いを先にするかで、仮住まいの要否と資金繰りが変わります。札幌では、2月から3月と9月から10月に売買が集中するため、日程の組み方がとくに重要になります。

売り先行と買い先行

売り先行

今の家を売ってから、次の家を買う進め方です。

買い先行

先に次の家を買ってから、今の家を売る進め方です。

住宅ローンが残っている場合は、売り先行が基本です。残債を返してからでないと次のローンを組めないためです。例外として、住み替えローンを使える場合がありますが、審査は厳しくなります。

同じ日に決済する方法

売却の決済と、購入の決済を同じ日に行えば、仮住まいも二重ローンも避けられます。理想的ですが、両方の日程を合わせるのは簡単ではありません。

実務では、売却の契約から引き渡しまでの期間を長めに取り、そのあいだに次の家を決めるという進め方が多く使われます。契約から引き渡しまで2か月から3か月を設定できれば、かなり余裕が生まれます。

札幌での日程の組み方

札幌の売買は春と秋に集中します。買い替えなら、この波をどう使うかが鍵になります。

引っ越し業者の繁忙期は3月下旬から4月上旬です。この時期は費用が高く、希望の日が取れないこともあります。日程が決まったら、すぐに見積りを取ってください。

住みながら売るときの日常

内見の連絡は急に来る

希望が入るのは、土日の午前や午後が多く、前日や当日に連絡が来ることもあります。断り続けると機会を失うため、ある程度は受け入れられる体制を作っておいてください。

片づけを続ける

毎回大掃除をするのは大変です。売り出しのあいだは、床に物を置かない、水回りを使うたびに拭く、といった習慣にしておくと、急な内見にも対応できます。

荷物を先に減らす

次の家に持って行かないものは、売り出す前に処分しておきます。トランクルームを借りて、一時的に荷物を移す方もいます。月に数千円から1万円程度で、内見の印象は大きく変わります。

ペットと小さなお子さん

内見のあいだは、外に出るか、別の部屋にいてもらうのが無難です。においの対策も忘れずに。

売却活動をしていることを、近所にどこまで知らせるかも考えておいてください。売り出し中の看板を出すかどうか、チラシを近隣に配るかどうかは、売主が決められます。知られたくない事情があれば、はじめに伝えておいてください。

仮住まいを使う場合

仮住まいの期間が3か月なら、家賃と引っ越し2回分で50万円から100万円程度かかることがあります。売り先行を選ぶなら、この費用を見込んでおいてください。

資金の流れ

  1. 売買契約のときに手付金を受け取る(売却価格の5から10パーセント程度)
  2. 引き渡しの日に残代金を受け取る
  3. 同じ日に、住宅ローンを一括返済し、抵当権を抹消する
  4. 仲介手数料、登記費用、固定資産税の精算を清算する
  5. 残った金額が手取りになる

次の家の手付金を、売却の手付金でまかなう方もいます。日程の組み方によっては、手元の資金が一時的に足りなくなることがあるので、先にお金の流れを書き出しておいてください。

仮住まいを避ける方法

引き渡しの日を、次の家の入居日に合わせられれば、仮住まいは要りません。それが難しい場合、買主に引き渡しの時期を待ってもらう交渉をします。買主が急いでいなければ、応じてもらえることがあります。

もうひとつの方法として、不動産会社に買い取ってもらい、引き渡しの日を自分の都合で決める形があります。買主を探す期間がないため、次の家が決まってから売却の日程を組めます。

売る前にやることのまとめ

  1. 住宅ローンの残高を確認する
  2. 今いくらで売れるかを確認する
  3. 売り先行か買い先行かを決める
  4. 仮住まいが必要かを判断し、その費用を見込む
  5. 札幌の需要期に合わせて、売り出しの時期を決める
  6. 売り出す前に、持って行かない荷物を処分する
  7. 内見を受けられる曜日と時間を決めておく

住宅ローンや住み替えローンの条件は金融機関に、税金の扱いは税理士にご確認ください。ここでは売却実務での段取りを整理しています。

よくあるご質問

住みながらでも売れますか。

売れます。不利にはなりません。むしろ暮らしのイメージが伝わりやすく、生活感を抑えられていれば問題ありません。ただし内見のたびに片づけと立ち会いが必要です。

売り先行と買い先行、どちらがいいですか。

住宅ローンが残っているなら売り先行が基本です。残債を返してからでないと次のローンを組めません。ローンがなく資金に余裕があるなら、買い先行も選べます。

仮住まいの費用はどれくらいですか。

3か月で、家賃と引っ越し2回分を合わせて50万円から100万円程度かかることがあります。売り先行を選ぶなら、この費用を見込んでおいてください。

仮住まいを避ける方法はありますか。

引き渡しの日を次の家の入居日に合わせるか、買主に時期を待ってもらう交渉をします。不動産会社に買い取ってもらい、引き渡しの日を自分で決める方法もあります。

内見の連絡はどれくらい前に来ますか。

土日の午前や午後の希望が多く、前日や当日に連絡が来ることもあります。断り続けると機会を失うため、受けられる曜日と時間を先に決めておいてください。

荷物が多くて片づきません。

次の家に持って行かないものを、売り出す前に処分してください。トランクルームを月に数千円から1万円程度で借りて、一時的に移す方もいます。

近所に知られたくないのですが。

売り出し中の看板を出すかどうか、近隣にチラシを配るかどうかは売主が決められます。事情があれば、はじめに伝えておいてください。

札幌で引っ越しの時期に注意はありますか。

3月下旬から4月上旬は引っ越し業者の繁忙期で、費用が高く希望日も取りにくくなります。冬の引っ越しは費用も手間も増えるため、避けられるなら避けてください。

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