結論を先に書きます。札幌で売るなら、売り出しは4月から6月か、9月から10月です。そして、売り出しから引き渡しまでは3か月から6か月を見てください。逆算すると、春に売りたいなら前の年の秋から準備を始めることになります。
札幌の売買には、本州にはないはっきりした季節の波があります。雪があるあいだは、屋根も基礎も庭も境界も見えません。測量も立会いもできません。買主は判断材料が足りないまま検討することになり、そのぶん値引きを求めてきます。これが、冬に売ると不利になる理由です。
転勤と入学に向けて、買主の動きは活発です。ただし雪で物件の状態が見えません。マンションならこの時期に売る利点がありますが、戸建てと土地は不利になりがちです。決済と引き渡しが3月下旬に集中するため、金融機関と司法書士の予約が取りにくくなります。
雪が消え、屋根も基礎も庭も見えるようになります。測量と境界の立会いもできます。買主が安心して判断できるため、値引きの要求が減ります。札幌で戸建てを売るなら、この時期が一番です。
お盆前後は動きが鈍ります。ただし、庭の緑がきれいに見える時期でもあります。売り出しを続けるには悪くありません。
秋の転勤と、年内入居を目指す買主が動きます。雪が降る前に見てもらえる最後の機会です。この時期を逃すと、次は雪解けまで待つことになります。
雪が積もり始め、現地の確認が難しくなります。急ぐ理由がなければ、この時期は書類集めと家財整理に使い、春に備えるのが賢明です。
売却の理由に期限があるなら、この季節の話は当てはまりません。転勤の日程が決まっている、相続税の申告期限が近い、住み替え先の契約が決まっている。そうした場合は、季節を気にせず、その日程に合わせて動きます。
合計で3か月から6か月が目安です。買主の住宅ローンの審査に1か月前後かかるため、契約してすぐ引き渡せるわけではありません。
4月中旬に売り出すとして、そこから逆算します。
この順番なら、春の需要期の頭に、状態の整った物件を出せます。逆に、4月になってから動き始めると、売り出しは5月末から6月になり、需要期の後半に当たります。
測量は、雪が積もると止まります。11月から4月上旬は実質的に動けないと考えてください。確定測量には2か月から4か月かかるため、春に売りたいなら前年の秋が着手の期限です。ここを外すと、売り出しが1シーズンずれます。
雪の影響が小さいため、季節の差は戸建てより小さくなります。むしろ、暖房の効きや共用部の除雪の様子が見える冬のほうが、管理の良いマンションには有利です。2月から3月の需要期を狙う価値があります。
屋根、基礎、外壁、庭、駐車場。見てもらうべきものが雪に隠れます。雪解け後がもっとも有利です。
形も高低差も境界も、雪があると何も見えません。冬に売り出す意味はほとんどありません。
売り出しの写真に雪が写っていると、いつの物件かと思われます。長く売れ残っている印象にもつながります。雪解け後に撮り直すだけで、問い合わせの数が変わります。
1月1日時点の所有者に1年分が課税されます。年末に契約して年明けに引き渡すと、翌年分も売主に通知が届きます。日割りの精算をどうするかを契約書で決めておいてください。
1月1日時点で住宅が建っていないと、住宅用地の特例が外れて税額が大きく上がります。解体するなら年が明けてからです。札幌では雪解けを待って4月以降に解体するのが自然な流れです。
原則として引き渡しの日が属する年の翌年に申告します。年末年始をまたぐ取引では、どちらの年になるかで税額や特例の判定が変わることがあります。税理士にご確認ください。
季節を待てない事情がある場合は、買い取ってもらう方法があります。仲介で売るより手取りは下がりますが、次の点が変わります。
当社の買取はこの形です。転勤の日程が決まっている、相続税の申告期限が近い、住み替え先の決済日が決まっている。そうした場合に使われます。
税金の扱いは税理士または税務署に、測量の日程は土地家屋調査士にご確認ください。ここでは札幌での売却実務の進め方を整理しています。
戸建てと土地は4月から6月です。雪が消えて屋根も基礎も庭も見えるため、買主が安心して判断でき、値引きの要求が減ります。次点は9月から10月です。
戸建てと土地は不利になりがちです。屋根も基礎も境界も雪で見えず、買主が判断材料を持てないためです。マンションは雪の影響が小さく、2月から3月も有利です。
3か月から6か月が目安です。買主の住宅ローンの審査に1か月前後かかるため、契約してすぐ引き渡せるわけではありません。
測量が必要なら前年の9月から10月に着手してください。雪のあいだは測量も立会いもできません。書類集めと家財整理を冬のうちに済ませ、4月中旬に売り出すのが理想です。
雪のない時期に撮ってください。雪が写っていると、いつの物件かと思われ、売れ残っている印象にもつながります。
固定資産税は1月1日時点の所有者に課税されるため、翌年分も売主に通知が届きます。日割り精算の取り決めを契約書に入れてください。譲渡所得の申告年も変わります。
年が明けてからです。1月1日時点で住宅が建っていないと住宅用地の特例が外れ、翌年の税額が大きく上がります。
買い取ってもらう方法があります。1週間から1か月で引き渡しまで進み、冬でも雪を理由に値引きされません。内見の対応も残置物の片づけも不要です。
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