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2026/06/08

コラム

家売却の残置物処分費用と負担者【2026年版】

家売却の残置物処分費用と負担者【2026年版】

家を売却するとき、家具や家電などの残置物をどう処分するかは多くの売主が直面する悩みです。

 

 

「処分費用は誰が負担するのか」「放置したまま引き渡せるのか」という疑問は、売却トラブルの原因になりやすい部分です。

 

 

この記事では、費用相場の具体的な数字・法的な負担根拠・買取なら費用ゼロで解決できる仕組みまで、実務目線で詳しく解説します。

 

 

 

残置物とは何か・売却時に問題になる理由

 

まず「残置物」の定義を正確に把握しておくことが、売却トラブルを防ぐ第一歩です。

 

 

 

残置物と設備の違い:売却前に必ず確認すべき定義

 

不動産売却では、建物に付随する「設備」と、売主の所有物として残る「残置物」を明確に区別する必要があります。

 

 

設備とは、エアコン・給湯器・システムキッチンのように建物と一体化した設備類を指し、原則として引き渡しの対象になります。

 

 

一方、残置物とは以下のようなものが該当します。

  • 家具(タンス・ソファ・ベッドなど)
  • 家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機など)
  • 衣類・日用品・食器類
  • 庭の資材・農具・工具類
  • 仏壇・神棚・書籍・趣味用品

これらは売主が自ら搬出・処分するのが原則です。

 

 

 

残置物を放置したまま引き渡すとどうなるか

 

残置物を撤去せずに引き渡した場合、民法562条の契約不適合責任が問われる可能性があります。

 

 

契約不適合責任とは、売買契約の内容と異なる状態で引き渡された場合に、売主が買主に対して損害賠償や契約解除に応じる義務です。

 

 

残置物が大量にある場合、買主は「契約で想定した状態ではない」として補修費用の請求や引き渡し拒否を行うことができます。このリスクを避けるためにも、引き渡し前の残置物処理が重要になります。

 

 

詳しくは売却の方法と費用についてもあわせてご確認ください。

 

 

 

残置物の処分費用の相場と内訳

 

残置物の処分費用は、量・間取り・業者・時期によって大きく変わります。事前に相場を把握しておくことで、資金計画が立てやすくなります。

 

 

 

間取り別の処分費用目安(1K〜4LDK)

 

一般的な不用品回収業者に依頼した場合の処分費用の目安は以下の通りです。

  • 1K・ワンルーム:3〜8万円
  • 1LDK・2K:5〜15万円
  • 2LDK・3K:10〜25万円
  • 3LDK:15〜40万円
  • 4LDK以上・大型戸建て:30〜70万円

家財の量が多い場合や、大型家具・家電が多数ある場合は上限を超えることもあります。

 

 

また、特殊な廃棄物(ピアノ・金庫・大型農機具など)が含まれる場合は、別途追加費用が発生します。

 

 

 

札幌の不用品回収業者の費用相場と繁忙期の注意点

 

札幌を含む北海道では、不用品回収業者の需要が3〜4月の引越しシーズンに集中します。

 

 

この繁忙期には通常料金より2〜3割程度費用が高騰することが多く、予約も1〜2ヶ月前から埋まり始める傾向があります。

 

 

特に地下鉄沿線や市街地エリアの物件は引越し需要が高く、業者の稼働率が上がるため、余裕を持って予約することが重要です。一方、JR沿線の郊外エリアでは比較的予約が取りやすい場合もあります。

 

 

費用を抑えたい場合は、繁忙期を避けた5〜2月の閑散期に依頼するか、買取業者を活用する方法もあります。

 

 

 

処分費用は売主・買主どちらが負担するか

 

「費用を誰が負担するか」という点は、売却交渉の中でもよく揉めるポイントです。法的な根拠を理解したうえで対応することが大切です。

 

 

 

原則は売主負担:契約不適合責任との関係

 

残置物の処分費用は、原則として売主が負担するのが法的な立場です。

 

 

前述のとおり民法562条では、売買契約の内容と異なる状態での引き渡しは契約不適合にあたります。残置物が残った状態での引き渡しは、契約で合意した「空き家状態での引き渡し」に違反することになります。

 

 

そのため、売主は引き渡し前に自費で残置物を処分するか、売買契約に残置物の存在を明記したうえで価格調整を行うことが必要です。

 

 

ワケあり物件の売却事例についてはワケあり物件の売却事例もご参照ください。

 

 

 

買主負担にできるケース・特約の活用法

 

売主と買主が合意すれば、残置物の処分費用を買主負担とする特約を契約書に盛り込むことも可能です。

 

 

具体的には「残置物(○○一式)は現状有姿で引き渡し、処分は買主の責任と費用で行う」という条項を重要事項説明書および売買契約書に記載します。

 

 

ただし、この特約は買主の同意が前提であり、一方的には適用できません。また、買主は処分費用を見越して売却価格の値引き交渉を行うことが多いため、結果的に売主の実質負担が残るケースもあります。

 

 

 

残置物が査定額・売却価格に与える影響と交渉術

 

残置物の存在は、不動産査定の段階から売却価格に影響を与えます。その仕組みと対処法を理解しておくことが重要です。

 

 

 

残置物が多いと査定額はどう変わるか

 

仲介売却の場合、不動産業者が査定を行う際に残置物が大量にある物件は、処分費用相当額が査定額から差し引かれることが一般的です。

 

 

たとえば3LDKの戸建てで処分費用が20万円かかると見込まれる場合、査定額がその分低く提示されるか、または売却後の処分を前提とした価格設定になります。

 

 

残置物の量が多い・大型品が多い・処分困難な品物がある場合には、査定額への影響が大きくなります。

 

 

 

処分費用を売却価格に転嫁する交渉の進め方

 

残置物処分費用を売却価格に転嫁する交渉を進める際のポイントは以下の通りです。

  • 事前に見積もりを取る:複数の不用品回収業者から見積もりを取り、処分費用の実額を把握する
  • 費用を価格に反映させる:「処分費用○万円を差し引いた価格で売却する」という形で売り出し価格に組み込む
  • 特約で明記する:買主負担とする場合は、必ず契約書に特約として明記し、口頭合意だけで終わらせない
  • 残置物リストを作成する:何がどこに何点あるかをリスト化しておくことで、交渉時の根拠資料になる

交渉は感情的にならず、費用の実額データをもとに進めることが成功のポイントです。

 

 

 

相続・空き家・特殊事情ごとの残置物処理の実務フロー

 

相続物件や空き家の売却では、一般的な売却とは異なる実務上の課題が生じます。特殊ケースごとの対処法を把握しておきましょう。

 

 

 

相続した実家の大量家財:遠方在住でも進められる手順

 

北海道に実家があり、遠方在住の相続人がご家族の家財を処分しながら売却を進めるケースは多くあります。

 

 

遠方からでも進められる手順は以下の通りです。

  • Step1:不動産業者または買取業者に現地調査を依頼し、残置物の状況を写真・動画で共有してもらう
  • Step2:貴重品(通帳・印鑑・貴金属・写真など)だけ現地へ取りに行き、それ以外は業者に一括処分を委託する
  • Step3:遺品整理業者や不用品回収業者に一括処分を依頼(立ち会い不要のサービスもあり)
  • Step4:処分完了後に売却手続きを進める(買取の場合は現地立ち会いなしで完結することも可能)

相続物件の売却については相続物件の売却のページも参考にしてください。

 

 

 

冬期間の空き家で起こる残置物の凍結・劣化リスクと対処法

 

札幌を含む道内では、冬期間に空き家となった物件で深刻なトラブルが発生することがあります。

 

 

暖房が止まった空き家では室内が氷点下以下になることがあり、残置物の劣化・破損が急速に進みます。

 

 

具体的には以下のリスクがあります。

  • 水回りの凍結・破裂:残置物に含まれる水入り容器や洗濯機の水が凍結し、床・壁への漏水被害につながる
  • 家具・家電の劣化:極低温環境で木材・プラスチック・ゴム部品が急速に劣化し、処分費用が増加する
  • カビ・結露の発生:冬〜春の温度差で結露が発生し、衣類・書籍類がカビにより処分困難な状態になる
  • 害虫・害獣の侵入:食料品などの残置物が原因でネズミ・害虫が侵入し、建物被害に発展する

地下鉄沿線や市街地エリアの物件でも冬の空き家管理は油断できません。早期売却・早期処分が被害を最小限にする最善策です。

 

 

空き家の売却については空き家・空き地の売却もご覧ください。

 

 

 

買取なら残置物をそのまま売却できる:費用ゼロの仕組み

 

残置物の処分に手間と費用をかけたくない方にとって、買取という選択肢は非常に有効な解決策です。

 

 

 

買取業者が残置物ごと引き取れる理由と仕組み

 

買取業者が「残置物そのままでよい」と言える理由は、業者が処分コストを買取価格の中に組み込んでいるためです。

 

 

仲介売却の場合、買主は一般の個人であるため残置物があると購入をためらいます。一方、買取業者は不動産再販を事業として行っており、残置物処分・リフォーム・再販のすべてをパッケージとして計算したうえで価格を提示します。

 

 

そのため、売主は残置物処分の費用を一切負担せずに売却を完了できます。処分費用の見積もり取得・業者手配・立ち会いといった手間もすべて不要です。

 

 

 

仲介売却との費用・手間・期間の比較

 

仲介売却と買取売却の違いを比較すると、残置物処分の観点で大きな差があります。

比較項目 仲介売却 買取売却
残置物処分費用 売主負担(15〜40万円) 原則ゼロ
売却までの期間 平均2〜6ヶ月 数日〜数週間
処分の手間 業者手配・立ち会い必要 不要
売却価格 市場価格に近い 市場価格の80〜85%程度
内見対応 複数回必要 原則不要

残置物処分費用(15〜40万円)や処分にかかる時間・手間を考慮すると、買取の実質的な手取り額が仲介に近づくケースも多くあります。

 

 

特に相続物件・空き家・急ぎの売却が必要な場合、買取は非常に合理的な選択です。弊社では道内の物件を対象に買取査定を無料で承っていますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

よくある質問

 

 

 

Q: 残置物を処分しないまま引き渡した場合、法的責任を問われますか?

 

A: 一般的に、残置物を撤去せずに引き渡した場合は民法562条の契約不適合責任の対象となり得ます。

 

 

買主から損害賠償の請求や契約解除を求められるリスクがあります。売買契約書に「残置物は現状有姿」と明記し買主の同意を得た場合を除き、原則として売主が処分を完了させてから引き渡すことが重要です。

 

 

 

Q: 3LDKの家の残置物処分費用はいくらが目安ですか?

 

A: 一般的な不用品回収業者に依頼した場合、3LDKで15〜40万円が目安となります。

 

 

家財の量・大型品の有無・処分困難な品物の有無によって大きく変わります。また札幌では引越しシーズンの3〜4月に費用が2〜3割高騰するため、時期を選ぶことも費用を抑えるポイントです。

 

 

 

Q: 買取業者に売れば残置物をそのまま置いていけると聞きましたが、本当に費用はかかりませんか?

 

A: 多くの買取業者では、残置物をそのまま引き取る形で対応しており、売主の処分費用負担は原則ゼロです。

 

 

業者が買取価格の中に残置物処分コストを組み込む仕組みになっているためです。ただし業者によって対応範囲が異なる場合もあるため、査定時に「残置物そのままで対応可能か」を事前に確認することをお勧めします。

 

 

 

Q: 相続した実家の家財が大量にあります。遠方在住でも処分から売却まで任せられますか?

 

A: 買取業者であれば、現地対応・遠隔手続きを組み合わせて対応できるケースが多くあります。

 

 

貴重品の回収だけ現地で行い、残りの家財処分と売却手続きを業者に委託する形が一般的です。弊社でも北海道内の相続物件について遠方のお客様からのご依頼を数多くお受けしています。まずは無料査定でご相談ください。

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