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2026/09/13

コラム

札幌の土地売却の流れと費用を解説

札幌の土地売却の流れと費用を解説

札幌で土地の売却を検討しているものの、「どんな流れで進むのか」「費用はいくらかかるのか」が分からず不安を感じていませんか。

 

 

とくに北海道は積雪寒冷地ならではの事情があり、全国向けの一般的な解説だけでは判断を誤るケースもあります。

 

 

この記事では、札幌の土地売却を7つのステップで整理し、各段階で発生する費用を具体的な金額シミュレーションとともにご紹介します。

 

 

 

札幌で土地を売却する7つのステップ

 

土地売却の流れは大きく「準備フェーズ」と「売却フェーズ」に分かれます。札幌の商慣習に即した7ステップで確認しましょう。

 

 

 

査定依頼から媒介契約までの準備

 

まずは売却の土台を固める準備段階です。以下の流れで進めます。

  • ステップ1:相場調査と査定依頼:国土交通省の地価公示や不動産会社の査定を活用して、おおよその売却価格を把握します
  • ステップ2:不動産会社の選定:札幌の土地売却に精通した会社を選ぶことが重要です。地下鉄沿線やJR沿線など、エリアごとの需要を理解している会社が理想的です
  • ステップ3:媒介契約の締結:専任媒介・一般媒介のどちらにするかを決め、正式に売却活動を依頼します

査定は複数社に依頼し、価格の根拠を比較することをおすすめします。札幌では2〜3社に査定を依頼する方が約7割というデータもあります。

 

 

 

売出し・内覧対応から引渡しまで

 

媒介契約を結んだら、実際の売却活動に入ります。

  • ステップ4:売出し価格の決定と広告掲載:査定額をもとに売出し価格を設定し、ポータルサイトや自社サイトに掲載します
  • ステップ5:問い合わせ対応・現地確認:購入希望者からの問い合わせに対応します。土地の場合は内覧ではなく現地確認が中心です
  • ステップ6:売買契約の締結:買主と価格・条件で合意したら、重要事項説明を経て売買契約を結びます。手付金は売買価格の5〜10%が一般的です
  • ステップ7:決済・引渡し:残代金の受領と同時に所有権移転登記を行い、引渡しが完了します

札幌では冬季に現地確認が難しいため、ステップ5の段階で春先(4〜5月)に動き出す買主が多い傾向があります。逆算すると、2〜3月ごろから売出しを始めておくのが効果的です。

 

 

土地売却の全体像をさらに詳しく知りたい方は、土地売却の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

土地売却にかかる費用と手取り試算

 

土地の売却では、売却価格がそのまま手元に残るわけではありません。どのような費用がかかるのか、札幌の相場感とともに確認しましょう。

 

 

 

仲介手数料・測量費・解体費の相場

 

土地売却で発生する主な費用は以下のとおりです。

  • 仲介手数料:売買価格×3%+6万円+消費税が上限。2,000万円の土地なら約72.6万円です
  • 測量費:確定測量で約35〜60万円、現況測量なら約15〜25万円が札幌での相場です
  • 解体費:古家付き土地を更地にする場合、木造30坪で約90〜150万円かかります
  • 印紙税:売買契約書に貼付。1,000万〜5,000万円の取引で1万円です
  • 登記費用:抵当権抹消登記が必要な場合、司法書士報酬込みで約1.5〜3万円です
  • 譲渡所得税:売却益が出た場合に課税されます。所有期間5年超なら税率は約20%、5年以下なら約39%です

北海道特有の事情として、道内の土地は区画面積が広い傾向があり、測量費が本州より高くなるケースが少なくありません。100坪を超える区画では確定測量に60万円以上かかることもあります。

 

 

 

坪単価20万円・100坪の場合のシミュレーション

 

札幌の市街地エリアで、坪単価20万円・100坪の土地を仲介で売却した場合の手取りを試算します。

  • 売却価格:2,000万円(20万円×100坪)
  • 仲介手数料:約72.6万円
  • 確定測量費:約50万円
  • 印紙税:1万円
  • 登記費用:約2万円
  • 費用合計:約125.6万円
  • 手取り概算:約1,874万円(譲渡所得税は別途)

費用だけで売却価格の約6.3%を占めることになります。古家の解体が加わると、さらに100万円以上の上乗せとなるため、事前の費用計算は欠かせません。

 

 

売却にかかる費用の全体像は、売却の方法と費用の詳細でもまとめています。

 

 

 

札幌ならではの土地売却事情

 

全国共通の知識だけでは対応しきれない、札幌特有の売却事情があります。寒冷地ならではのポイントを押さえておきましょう。

 

 

 

積雪期の測量制限と売出しに有利な時期

 

札幌では例年11月下旬〜翌3月にかけて積雪があり、この期間は境界杭が雪に埋もれるため確定測量が困難になります。測量を予定している場合は、雪解け後の4〜5月に依頼するのが一般的です。

 

 

売出し時期としては、3〜4月に準備を始め、5月に本格的な売却活動を開始するのが理想的です。買主が現地を確認しやすく、購入判断がスムーズに進みやすい時期といえます。

 

 

一方で、冬季に売り出すこと自体が不利とは限りません。競合する売出し物件が減るため、価格交渉で売主に有利に働く場面もあります。

 

 

 

凍結深度・広い区画面積が費用に与える影響

 

札幌の凍結深度は約60cmとされており、建物の基礎工事はこの深さより下に設置する必要があります。買主が住宅建築を前提としている場合、地盤調査の結果が購入判断に大きく影響します。

 

 

売主側で事前に地盤調査を済ませておくと、買主の安心材料となり成約率の向上につながります。調査費用は1件あたり約5〜10万円が目安です。

 

 

また、札幌の住宅地は本州に比べて区画面積が広く、60〜80坪の区画も珍しくありません。面積が大きいほど測量費や解体費が膨らむため、費用の見積もりは早めに取得しておくことが大切です。

 

 

 

仲介と買取はどちらが有利か

 

土地を売却する方法は、大きく「仲介」と「買取」の2つがあります。札幌の土地市場を踏まえて、それぞれの特徴を比較しましょう。

 

 

 

札幌の土地市場における仲介・買取の違い

  • 仲介:不動産会社が買主を探して売却する方法。市場価格に近い金額で売れる可能性が高いですが、成約まで平均3〜6ヶ月かかります
  • 買取:不動産会社が直接買い取る方法。仲介手数料が不要で、最短1〜2週間で現金化できますが、価格は相場の7〜8割程度になることが多いです

札幌では地下鉄沿線の住宅地は購入希望者が多く、仲介でも比較的早く買い手が見つかる傾向にあります。一方、JR沿線の郊外エリアや市街地から離れた区画は、買い手探しに時間がかかるケースがあります。

 

 

 

スピード重視なら買取が向くケース

 

以下のような状況では、買取を検討する価値があります。

  • 相続した土地を早期に現金化したい場合
  • 遠方に住んでおり、売却活動に時間をかけられない場合
  • 築年数の古い建物が残っており、解体費用を負担したくない場合
  • 境界が未確定で、確定測量の費用や時間をかけたくない場合

買取の場合、売主側の費用負担が大幅に軽減されるメリットがあります。仲介手数料がかからないだけでなく、古家の解体や測量を買取会社が負担するケースも多いです。

 

 

 

土地売却で損しないための注意点

 

費用を抑えつつ、できるだけ高く売るために知っておきたい注意点を解説します。

 

 

 

古家付き土地は更地にすべきか判断基準

 

古い建物が残っている土地を売却する際、更地にすべきかどうかは多くのお客様が悩むポイントです。判断の基準は次のとおりです。

  • 更地にすべきケース:建物の状態が悪く、解体費を差し引いても更地の方が高く売れる見込みがある場合
  • そのまま売るべきケース:解体費(木造30坪で約90〜150万円)をかけても売却価格の上昇が見込めない場合。また、「住宅用地の特例」による固定資産税の軽減を維持したい場合

更地にすると固定資産税が最大6倍に増える可能性がある点にも注意が必要です。解体のタイミングは、買主が決まってからでも遅くありません。

 

 

空き家や空き地の売却についてお悩みの方は、空き家・空き地の売却についても参考にしてください。

 

 

 

境界確定と測量を後回しにするリスク

 

土地の境界が曖昧なまま売却を進めると、契約直前にトラブルが発覚し、成約が流れるリスクがあります。とくに札幌では、古くからの区画で境界杭が不明確な土地が一定数存在します。

 

 

隣地所有者との境界確認は時間がかかることが多く、一般的に1〜3ヶ月程度を見込んでおく必要があります。売却を決めたら、早い段階で土地家屋調査士に相談しましょう。

 

 

 

売却費用を抑える3つの工夫

 

少しの工夫で、土地売却にかかる費用を抑えることができます。実践的なテクニックをご紹介します。

 

 

 

確定測量と現況測量の使い分け

 

測量には大きく2種類あり、状況に応じて使い分けることで費用を節約できます。

  • 確定測量:隣地所有者の立ち会いのもと、全ての境界を確定させる測量。費用は35〜60万円と高額ですが、買主への信頼性が高いです
  • 現況測量:現状の境界をもとに面積を算出する測量。費用は15〜25万円で済みますが、境界の法的な確定力はありません

隣地との境界に争いがなく、過去の測量図面が残っている場合は、現況測量で対応できるケースもあります。不動産会社と相談のうえ、どちらが適切か判断しましょう。

 

 

 

税金の特例控除を活用する方法

 

土地売却で利益が出た場合、一定の条件を満たせば税金を軽減できる特例があります。

  • 居住用財産の3,000万円特別控除:マイホームの敷地を売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できます。建物を取り壊してから1年以内に売買契約を締結することが条件の一つです
  • 相続空き家の3,000万円特別控除:相続した家屋とその敷地を売却する場合に適用される可能性があります。2026年12月31日までの売却が対象です
  • 所有期間10年超の軽減税率:所有期間が10年を超える居住用財産の売却では、譲渡所得6,000万円以下の部分に約14%の軽減税率が適用されます

特例の適用には細かい要件があるため、税理士や不動産会社に事前に確認することをおすすめします。

 

 

 

よくある質問

 

 

 

Q: 札幌で土地を売却する場合、全体でどのくらいの期間がかかりますか?

 

A: 一般的には査定依頼から引渡しまで3〜6ヶ月が目安です。地下鉄沿線など需要の高いエリアでは2ヶ月程度で成約するケースもあります。

 

 

ただし、冬季に売り出した場合は現地確認が難しいため、成約までの期間がさらに1〜2ヶ月長引く傾向があります。

 

 

 

Q: 仲介手数料以外にどんな費用が発生しますか?

 

A: 主な費用として、測量費(15〜60万円)、印紙税(1万円前後)、登記費用(1.5〜3万円)が挙げられます。

 

 

古家付きの場合は解体費(90〜150万円)、売却益が出た場合は譲渡所得税も発生します。事前に不動産会社に総費用の見積もりを依頼しておくと安心です。

 

 

 

Q: 古い建物が残っている土地は更地にしてから売るべきですか?

 

A: 一概には言えず、解体費と売却価格の差額で判断するのが基本です。解体費をかけても更地の方が高く売れるなら更地化が有利です。

 

 

一方、解体すると固定資産税の住宅用地特例が外れ、税額が上がる可能性もあります。買主の意向を確認してから解体を進める方法もありますので、不動産会社にご相談ください。

 

 

 

Q: 冬の時期に土地を売り出すのは不利ですか?

 

A: 積雪により現地確認が難しくなるため、買主の検討スピードが落ちる傾向はあります。しかし、冬季は売出し物件が減るため、競合が少ないというメリットもあります。

 

 

冬に売出しを始めて春先の需要期に本格的な売却活動を行う「先行売出し」という戦略も有効です。

 

 

 

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土地の売却は、流れや費用を正しく理解したうえで進めることが大切です。当社では札幌の土地売却に関するご相談を無料で承っております。

 

 

 

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