江別市で土地の売却を考えるとき、まず知りたいのは「今いくらで売れるのか」と「この先の相場はどう動くのか」ではないでしょうか。
この記事では、江別市の土地相場の推移と現在の水準を、公的な地価データと成約事例の傾向から整理します。野幌・大麻・江別駅周辺のエリア差、冬の売却事情、査定の流れまで、当社の視点でわかりやすく解説します。
江別市の土地相場は、ここ数年おおむね上昇傾向が続いています。まずは公的データと成約事例から、相場の動向を確認していきます。
国土交通省の地価公示や北海道の基準地価を見ると、江別市の住宅地は2021年ごろから上昇に転じました。年によっては前年比5〜10%前後の上昇を記録した地点もあります。
直近では上昇率がやや落ち着いてきたものの、下落に転じた地点は少なく、底堅い動きが続いています。札幌市内と比べるとまだ割安なため、近郊エリアとして選ばれやすい状況です。
なお、地点ごとの正確な価格は国土交通省「不動産情報ライブラリ」で確認できます。ここで示す数値は傾向をつかむための目安としてご覧ください。
当社が確認しているREINSの成約事例では、江別市の住宅用地は坪10万〜20万円前後で成約するケースが多くみられます。駅に近い整形地では、これを上回る事例もあります。
一方で、駅から離れた土地や間口の狭い土地は、坪5万〜8万円程度にとどまることもあります。50坪の土地なら、条件次第で250万〜1,000万円と大きな幅が出る点に注意が必要です。
公示地価は「標準的な土地の価格」であり、実際の成約価格とは1〜2割程度ずれることも珍しくありません。正確な売却価格を知るには、個別の査定が欠かせません。
同じ江別市内でも、エリアによって土地の相場は大きく変わります。代表的な3エリアの傾向を比べてみましょう。
当社の感覚では、同じ広さでも駅徒歩5分と徒歩20分では、坪単価に3〜5割程度の差が出ることがあります。
用途地域も価格を左右します。第一種低層住居専用地域は住環境が良い反面、建てられる建物に制限があります。商業系の地域は店舗や事業用の需要も見込めます。
江別市で土地を探す買主の多くは、子育て世帯の戸建て用地を求めています。そのため、次のような条件を満たす土地は売却しやすい傾向があります。
反対に、100坪を超える広い土地は個人の買主が見つかりにくく、分割して売るか事業者向けに売るかの検討が必要になります。
江別市の土地相場が上がっている背景には、いくつかの理由が重なっています。今後の動向を考える材料として整理します。
江別市の人口は約11万人台で推移しており、市は子育て支援や移住促進に力を入れています。札幌市内より土地が安く、広い家を建てやすいことから、30〜40代の子育て世帯に選ばれています。
野幌駅は2011年に高架化され、その後も駅周辺の再整備が進んできました。駅前の利便性が高まったことで、周辺の土地需要も押し上げられています。
札幌市内の住宅地は、この数年で大きく値上がりしました。地下鉄沿線では土地の価格が上がり、建築費も高くなったため、予算内で家を建てるのが難しくなっています。
そこで買主の目が、北広島市・石狩市・江別市などの近郊エリアに向かいました。北海道ボールパークの開業による北広島の注目度の高まりも、近郊全体の需要を押し上げたとみられます。
ただし、金利の上昇や建築費の高止まりが続けば、需要が鈍る可能性もあります。相場が高い水準にある今のうちに、売り時を検討する価値はあります。
江別市の土地を売るときは、札幌近郊という立地と北海道の気候をふまえた戦略が大切です。
江別市はJR函館本線が市内を通っており、JR沿線で札幌へ通勤しやすい点が大きな強みです。野幌駅から札幌駅までは快速で約15分、普通列車でも20分前後で着きます。
大麻エリアは新札幌の商業施設や病院にも近く、車で10〜15分ほどで行ける点も評価されています。道内の他の近郊都市と比べても、通勤と生活の両方で便利な立地です。
北海道では12月から3月ごろまで土地が雪に覆われるため、現地の形や高低差、境界杭が確認しにくくなります。買主も「実際の土地を見てから決めたい」と考え、冬の購入をためらう傾向があります。
雪解け後の4〜6月は、現地案内がしやすく、春から家を建てたい買主の動きも活発になります。そのため、冬のうちに査定や測量の準備を進め、春に売り出す方法が効果的です。
また、買主は除雪の負担も気にします。前面道路が狭い土地や、雪を置く場所がない土地は敬遠されやすいため、除雪のしやすさを事前に説明できるようにしておくと安心です。
土地の売却では、建物よりも法的な条件の確認が重要になります。売り出す前に、次のポイントを確認しておきましょう。
境界の確認は雪がない時期でないと難しいため、春の売り出しを目指すなら秋までに測量を依頼しておくと安心です。
江別市には市街化調整区域や農地が広く残っています。市街化調整区域は原則として建物を建てにくいため、買主が限られ、相場も市街化区域より低くなります。
登記地目が田・畑の場合は、農地法の許可が必要です。農地のまま農業者へ売るなら農地法第3条の許可、宅地などに転用して売るなら農地転用(第5条)の許可が、多くの場合求められます。
一方、地目が山林・原野・雑種地の土地は農地法の対象外で、農地転用許可は不要です。実際の利用状況に合わせて地目を変える場合は「地目変更登記」の手続きを行います。
調整区域の土地は個別の条件で売りやすさが変わります。詳しくは市街化調整区域の土地売却について詳しく見るをご覧ください。
相場の動向と季節の要因を合わせて考えると、売り時の判断がしやすくなります。査定から引き渡しまでの流れもあわせて確認しましょう。
相続した土地の場合、取得費加算の特例などで税負担が変わることもあります。具体的な税額は税理士や税務署にご確認ください。
主な費用は、仲介手数料(売却価格400万円超なら「3%+6万円+消費税」が上限)、測量費、抵当権抹消費用、印紙税などです。
費用の詳しい内訳や、仲介と買取の違いは売却の方法と費用で解説しています。
当社は札幌を拠点に、江別市を含む近郊エリアの土地売却をお手伝いしています。地域の相場を知る立場から、お客様に合った売り方をご提案します。
査定は無料で、売却を決めていない段階でも構いません。土地売却の詳しい流れは土地の売却のページもご覧ください。
江別市の土地売却について、お客様からよくいただく質問をまとめました。
A: 地価公示や基準地価を見ると、2021年ごろから上昇傾向が続いています。年によっては前年比5〜10%前後上がった地点もあります。
札幌市内の地価上昇が近郊に広がったことや、子育て世帯の流入が主な背景です。直近は上昇幅が落ち着きつつありますが、高い水準を保っています。
A: 一般的に野幌駅周辺のほうがやや高い傾向ですが、差は駅からの距離や用途地域によって変わります。同じエリア内でも、駅徒歩5分と20分で3〜5割の差が出ることもあります。
土地の形や接道条件でも価格が変わるため、正確な価格は個別査定でご確認ください。
A: 冬でも土地を探している買主はいるため、売れる可能性は十分にあります。春の建築に向けて、冬のうちに土地を決めたい方もいます。
ただし雪で現地が見えにくいため、写真や測量図を用意しておくと有効です。冬に準備し、雪解け後の春に本格的に売り出す方法もおすすめです。
A: 許可や条件次第で売却できます。登記地目が田・畑の場合は、多くの場合農地法の許可が必要になり、山林・原野・雑種地なら農地転用許可は不要です。
調整区域は買主が限られ、手続きにも時間がかかるため、早めにご相談いただくことをおすすめします。
同じテーマの記事