~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~

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2023/04/25

相場・査定 コラム

相場が上がっているときの売り時|4つの軸で決める

路線価が上がったと聞いた。近所の土地が高く売れたらしい。こうした話を耳にすると、今が売り時なのではと考えます。ところが、相場の動きだけで売り時は決まりません。

売り時を決めるのは、相場の動き、自分の事情、税金の区切り、そして札幌の季節。この4つです。相場が上がっていても、税金の区切りを数か月待つほうが手取りが多いことがあります。

相場が上がっているという話は、たいてい後から気づくものです。上がりきったところで売ろうとすると、たいていは逃します。自分の事情で決めるほうが、結果が安定します。

相場が動く理由

地下鉄や再開発

新しい施設ができる、区画が整理される、大きな建物が建つ。周辺の土地の需要が変わり、価格に反映されます。計画が公表された段階で動くこともあれば、完成してから動くこともあります。

住宅ローンの金利

金利が上がると、買主が借りられる額が減ります。同じ返済額でも買える価格が下がるため、需要が弱まります。逆に、金利が低い時期は買主が動きやすくなります。

建築費

新築を建てる費用が上がると、中古住宅に目が向きます。中古の需要が増えれば、価格も動きます。土地の価格にも、建てる費用との合計で判断されるという形で効いてきます。

その地域の人の動き

札幌では、区によって人口の増減に差があります。世帯が増えている地域では、需要が続きます。学校や商業施設ができるかどうかも、実際の暮らしに直結します。

相場が上がっているときの判断

上がりきりを狙わない

どこが天井かは、後になってからしかわかりません。待っているうちに、金利が上がる、建物が傷む、自分の事情が変わる。これらのほうが早く来ます。

持ち続ける費用を計算する

1年待つあいだに、固定資産税、空き家なら除雪と水抜きの費用がかかります。マンションなら管理費と修繕積立金です。上がる見込みの額と、待つ間の支出を比べてください。

建物は待つほど下がる

土地の相場が上がっても、建物の評価は年々下がります。築年数が節目を超えると、買主の住宅ローンの条件も変わります。建物の価値が残っているうちに売るほうが有利なことがあります。

税金の区切りを確認する

所有期間5年の判定

売った年の1月1日時点で、所有期間が5年を超えているかで税率が大きく変わります。数か月待つだけで手取りが変わる場合があります。判定の基準日は思っているより後ろになるので、必ず確認してください。

特例の期限

相続した空き家の3,000万円控除、相続税を払った場合の取得費加算。どちらも期限があります。相場を待っているうちに期限が過ぎると、使えたはずの控除を失います。

売る年をずらす

同じ年に複数の不動産を売ると、利益が合算されて税率の区分が変わることがあります。年をまたいで売ることで、手取りが変わる場合があります。税理士に相談してください。

札幌の季節を計算に入れる

春に売り出せるかが分かれ目

戸建てと土地は、4月から6月に買主が動きます。相場が上がっているからと秋に売り出すと、冬に入って動かなくなります。結果として、翌春まで待つことになります。

冬のあいだに準備する

書類集め、相場の確認、税金の見込み、写真の計画。これらは雪に関係なくできます。冬を準備の期間と考えると、春に万全の状態で出せます。

もう一冬越すかどうか

空き家では、ここが実質的な判断になります。1シーズンで物置がつぶれる、配管が破裂する。相場が少し上がっても、建物が傷めば意味がありません。

自分の事情から決める

期限があるなら相場は関係ない

相続税の納付、住み替えの資金、離婚の財産分与。期限が決まっているなら、そこから逆算するだけです。相場を待つ余地はありません。

管理できるかどうか

遠方に住んでいて冬の管理ができないなら、待つほど状態が悪くなります。相場の上昇より、建物の劣化のほうが早いことがあります。

使う予定があるか

子どもが戻ってくる可能性がある、自分で住むかもしれない。この場合は、急いで売る必要がありません。ただし、持ち続ける費用は計算に入れてください。

売る前にやることのまとめ

  1. 実際の成約データで、今の相場を確認する
  2. 1年持ち続けた場合の費用を計算する
  3. 所有期間5年の判定日を確認する
  4. 使える特例と、その期限を確認する
  5. 同じ年に複数売る予定があれば、税理士に相談する
  6. 建物の築年数が節目に近いかを確認する
  7. 期限のある事情があるなら、そこから逆算する
  8. 札幌の4月から6月に売り出せる日程を組む
  9. 空き家なら、もう一冬越すかどうかを秋までに決める

いつ売り出すのがよいか

戸建て・土地

札幌では4月から6月です。相場の動きより、この季節の要素のほうが、実際の売れ方に効くことがあります。冬に準備して、春に出す。この形が基本です。

マンション

2月から3月、9月から10月に動きます。季節の影響が小さいぶん、税金の区切りと持ち続ける費用で判断してください。

よくあるご質問

路線価が上がりました。今が売り時ですか。

相場の動きだけで売り時は決まりません。自分の事情、税金の区切り、札幌の季節も含めて判断してください。路線価は相続税の計算に使う価格で、実際に売れる金額とは別です。

もう少し待てば、もっと上がりますか。

どこが天井かは、後になってからしかわかりません。待っているうちに、金利が上がる、建物が傷む、自分の事情が変わる。これらのほうが早く来ることがあります。

1年待つといくら損しますか。

固定資産税、空き家なら除雪と水抜きの費用、マンションなら管理費と修繕積立金がかかります。加えて、建物の評価は年々下がります。上がる見込みの額と比べてみてください。

税金の区切りとは何ですか。

売った年の1月1日時点で所有期間が5年を超えているかで、税率が大きく変わります。数か月待つだけで手取りが変わる場合があります。判定の基準日は思っているより後ろになります。

相続した家です。待っても大丈夫ですか。

相続した空き家の3,000万円控除や、相続税を払った場合の取得費加算には期限があります。相場を待っているうちに期限が過ぎると、使えたはずの控除を失います。

相場が上がっているので秋に売り出したいのですが。

札幌の戸建てや土地は、秋に売り出すと冬に入って動かなくなります。結果として翌春まで待つことになります。相場より季節の要素のほうが効くことがあります。

空き家をもう一冬そのままにしても大丈夫ですか。

おすすめしません。1シーズンで物置がつぶれる、配管が破裂するといったことが実際に起こります。相場が少し上がっても、建物が傷めば意味がありません。

期限がある事情があります。

相場を待つ余地はありません。いつまでに現金が必要かから逆算して、日程を組んでください。

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