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2026/09/14

ブログ

住宅ローンの返済が苦しくなったら|早い順に選べる方法

収入が減った、病気で働けなくなった、支出が増えた。住宅ローンの返済が苦しくなってきたとき、どんな方法があるのか。

結論から言うと、まず金融機関に連絡してください。そして、早く動くほど選べる方法が多く残ります。滞納が始まってから、競売の手続きが進んでからでは、できることが順に減っていきます。順を追って説明します。

まだ滞納していない段階

金融機関に相談する

いちばん最初にすることです。返済が苦しくなりそうだと伝えれば、返済条件の見直しに応じてもらえることがあります。

  • 一定期間、毎月の返済額を減らす
  • 返済期間を延ばして、月々の負担を下げる
  • 一定期間、利息だけの支払いにする

これで持ちこたえられるなら、家を手放さずに済みます。「相談したら取り上げられるのでは」と思って連絡をためらう方がいますが、逆です。金融機関にとっても、返してもらえるほうがよいのです。

借り換えを検討する

金利が下がれば、月々の負担も下がります。ただし借り換えには審査があり、滞納が始まってからでは通りません。検討するなら、返済に問題がないうちです。

公的な相談窓口を使う

家計全体を見直す必要がある場合、自治体の生活相談の窓口や、消費生活センターなどで相談できます。一人で抱え込まず、早めに相談してください。

返済のために新しく高い金利で借りるのは避けてください。一時的にしのげても、返済総額はさらに重くなります。困っている人を狙った勧誘もあります。

売却を考える段階

まず残債と売却見込み額を並べる

ここが判断の出発点です。

  • 売却額が残債を上回る(アンダーローン)/売って完済でき、手元にお金が残ります
  • 売却額が残債に届かない(オーバーローン)/差額をどうするかを決める必要があります

残債は返済予定表か残高証明書で、売却見込み額は査定で確認できます。この2つが分かるまで、何も決められません。

売って完済できる場合

普通に売却して、代金で完済します。残ったお金は次の住まいの資金に充てられます。返済も管理もなくなり、いちばん身軽になります。

売却額が残債に届かない場合

  • 差額を手持ち資金で埋める/諸費用も含めて用意します
  • 売らずに返済を続ける/残債が減るまで待ちます
  • 任意売却/債権者の同意を得て、差額が残っても売却します

住み続けたい場合

リースバックという方法

自宅を売却し、その買主と賃貸借契約を結んで住み続ける方法です。売却代金でローンを完済できれば、引っ越さずに返済の負担をなくせます。

ただし条件がある

  • 売却代金でローンを完済できること/届かなければ成立しません
  • 毎月の家賃を払い続けられること/買主はここを見ます
  • いつまで住めるかは契約次第/定期借家契約なら期間の満了で終わります

返済がローンから家賃に変わるだけ、という見方もできます。家賃が返済額より低くなるとは限りません。契約の前に、毎月いくらになるのかを必ず確認してください。

滞納が始まってしまったら

通知を開ける

督促の通知が届いたら、必ず中身を確認してください。放置するのがいちばん状況を悪くします。

手続きはこう進む

  1. 返済の遅れ → 督促
  2. 滞納が続く → 分割で返す権利を失い、残債の一括返済を求められる
  3. 保証会社などが代わりに返済 → 請求先が変わる
  4. 競売の申立て → 裁判所から通知が届く
  5. 現況調査 → 執行官が訪問し、室内の写真を撮る
  6. 入札の公告 → 情報が公開される
  7. 開札 → 落札者が決まる

任意売却ができるのは開札の前日までですが、買主を探して契約し、債権者の同意を得るには時間が必要です。1や2の段階で相談するのと、5や6まで進んでから相談するのとでは、選べる道がまったく違います。

競売と任意売却の違い

競売は市場より低い価格で落札されることが多く、残る債務も大きくなります。引き渡しの時期も選べず、情報も公開されます。任意売却なら、価格を作れて、引き渡しの時期も相談でき、周囲にも知られにくくなります。

札幌で進めるときに

冬は買い手が動きにくい

12〜3月は積雪で内覧が減り、決まるまでの期間が延びます。期限のある任意売却では、この遅れがそのまま響きます。秋のうちに動き出せるかどうかが分かれ目になります。

引っ越し先の確保も早めに

冬は引越し業者も賃貸の空きも動きが読みにくくなります。引き渡しが冬にかかりそうなら、住まいの確保を早めに始めてください。

相談先を分けて考える

  • 返済条件の見直し・借り換え/金融機関
  • 債務の整理/弁護士、司法書士、公的な相談窓口
  • 家計全体の見直し/自治体の生活相談窓口
  • 不動産の価格と売却の段取り/当社

どこに相談すればよいか分からない段階でも、状況を整理するところからお手伝いできます。まずは残債と、いま売ったらいくらかを並べてみてください。

よくあるご質問

まだ滞納していませんが、返済が苦しくなりそうです。

まず金融機関にご連絡ください。返済額を減らす、期間を延ばすといった条件の見直しに応じてもらえることがあります。相談したら取り上げられる、ということはありません。

借り換えはできますか。

審査があります。滞納が始まってからでは通りません。検討するなら、返済に問題がないうちです。

売って完済できるか分かりません。

残債は返済予定表か残高証明書で、売却見込み額は査定で確認できます。この2つを並べるところから始めてください。

売却額がローンの残債に届きません。

差額を手持ち資金で埋める、残債が減るまで売らずに待つ、債権者の同意を得て任意売却する、という方法があります。返済が滞る前のほうが選べる方法は多くなります。

住み続けたいのですが。

売却代金でローンを完済できるなら、リースバックという方法があります。ただし毎月の家賃が発生し、返済額より安くなるとは限りません。いつまで住めるかも契約次第です。

競売の通知が届きました。もう手遅れですか。

任意売却ができるのは開札の前日までです。ただし買主を探して契約し、債権者の同意を得るには時間が必要なので、すぐにご相談ください。

たくさんの会社から連絡が来ます。

競売の情報は公開されるため、通知が届いたあとに連絡が来ることがあります。高額な費用を先に求める、契約を急がせるといった話には応じないでください。任意売却で売主が仲介手数料を先に払うことは通常ありません。

どこに相談すればよいか分かりません。

返済条件の見直しは金融機関、債務の整理は弁護士や司法書士と公的な相談窓口、家計の見直しは自治体の生活相談窓口です。不動産の価格と売却の段取りは当社で承ります。

まず、残債といま売ったらいくらかを並べる

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