新着情報~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~
2023/04/26
空き家の管理でやること|月1回の手入れと、札幌の冬支度
すぐに売らない、でも誰も住まない。そのあいだ、空き家をどう管理すればよいのか。
結論から言うと、やることは「換気」「通水」「外回りの点検」「草刈り」、そして札幌なら「冬支度」です。手を入れているかどうかで、数年後に売るときの価格が変わります。放置した年数は、そのまま差になって返ってきます。
ふだんやること
換気(月に1回)
締め切った家は、湿気と結露で内部から傷みます。全部屋の窓を開けて、30分ほど空気を入れ替えてください。押し入れとクローゼットも開けます。カビとにおいの原因は、ほとんどここです。
通水
水を止めていない場合、各蛇口を数分ずつ出し、トイレも流します。排水口の封水が蒸発すると、下水のにおいが上がってきます。
ただし札幌で冬を越すなら、通水ではなく水抜きです。この切り替えを間違えないでください。
郵便受けの確認
溜まった郵便物は、外から見て空き家だと分かる合図になります。転送届を出したうえで、それでも届くものを確認します。
外回りの点検
屋根、外壁、雨樋、基礎、塀、物置。前回と変わっているところがないかを見ます。毎回同じアングルで写真を撮っておくと、変化に気づけます。
草刈りと庭木(夏)
放置すると道路にはみ出し、虫も出ます。近隣からの苦情、そして行政への通報につながるのは、たいてい夏の草木です。年に2回ほど刈っておけば、印象がまったく違います。
札幌の冬支度(10月〜11月)
水抜きと閉栓
これを飛ばすと、いちばん大きな損害が出ます。水抜きをしないまま冬を越すと、配管の中の水が凍って膨らみ、管が破裂します。
- 元栓を閉め、各蛇口を開け、水抜き栓を操作して管の中の水を抜きます
- トイレ、洗濯機の給水、給湯器、屋外の散水栓も忘れずに
- やり方が分からなければ、水道の指定工事店に依頼してください
- 長く空けるなら、閉栓(使用中止)の手続きも合わせて行います
破裂に気づくのは、たいてい春に雪が融けてからです。そのあいだ水が流れ続け、床と壁が濡れて傷みます。修繕費がかかるうえ、売れる価格も下がります。
屋根の雪下ろしを手配する
誰も住んでいない家は、雪が下ろされません。屋根と軒が傷むだけでなく、落雪で隣家の物置やカーポートを壊したり、通行人に当たったりする危険があります。その責任は所有者が負います。
玄関前と敷地の除雪を手配する
前面道路の除雪で寄せられた雪が、そのまま残り続けます。放置された状態は、近隣からの通報につながります。
灯油を抜く
ストーブや屋外タンクに灯油が残っていると、劣化して使えなくなります。灯油は通常のごみとして出せません。販売店に引き取りを相談してください。
忘れやすい手続き
- 火災保険/誰も住まなくなると契約上の扱いが変わることがあります。保険会社に空き家になったことを伝え、継続できるか確認してください
- 固定資産税の納税通知の送付先/実家に届き続けると、気づかないまま滞納になります
- 郵便物の転送/期限があるので、切れる前に更新します
- 近隣への連絡先/両隣と向かいのお宅に伝えておくと、雪や草木で迷惑がかかったときに、行政への通報より先に声をかけてもらえます
自分でやるか、頼むか
自分でやる場合
月に1回、2時間ほどみておいてください。換気、通水、郵便、外回りの点検、写真。これに加えて、夏は草刈り、秋は冬支度、冬は雪下ろしと除雪です。
市内にお住まいなら現実的ですが、遠方の方には難しいのが実際のところです。とくに冬は、雪が降るたびに行くことになります。
業者に頼む場合
頼むなら、何をどの頻度でやるかを、書面で決めてください。
- 訪問の頻度(月1回か、季節ごとか)
- 作業の内容(換気、通水、外回りの点検、草刈り)
- 冬の対応が含まれるか(水抜き、雪下ろし、除雪)。ここが別料金になることが多くあります
- 報告の方法(写真付きの報告があるか)
- 異常を見つけたときの連絡先と、対応の範囲
札幌では、冬の対応が含まれているかどうかで費用がまるで違います。年間の総額で比べてください。
管理を頼む費用は、毎年かかり続けます。5年分、10年分で合計して、いま売った場合の金額と並べてみてください。数年分を足すと、想像より大きな金額になることがほとんどです。
やってはいけないこと
人に貸す、住ませる
空いているのがもったいないからと、親戚に住んでもらう、駐車場として貸す。相続後に空き家の3,000万円特別控除を使う予定があるなら、その時点で対象外になります。数百万円の差になることがあります。
何もせずに数年置く
建物は毎年傷み、売れる価格は下がります。管理されていない状態が続けば、行政から勧告を受けて住宅用地の特例から外れ、固定資産税が上がることもあります。
いつまで管理を続けるか
管理は、売るまでの「つなぎ」です。いつまで続けるかを決めないまま始めると、年々費用だけが出ていきます。
- いま売ったらいくらかを確かめる
- 管理と税金の年間の費用を出す
- 何年続けるかを決める
- その期限が来たら、売るか、続けるかをあらためて判断する
相続した家であれば、空き家の3,000万円特別控除の期限(相続開始日から3年を経過する日の属する年の12月31日)も、判断の区切りになります。
よくあるご質問
どれくらいの頻度で行けばよいですか。
月に1回、2時間ほどが目安です。換気、通水、郵便の確認、外回りの点検、写真。これに夏は草刈り、秋は冬支度、冬は雪下ろしと除雪が加わります。
冬にいちばん大事なことは何ですか。
水抜きです。これを飛ばすと配管が凍って破裂し、春に融けて床と壁が傷みます。修繕費がかかるうえ、売れる価格も下がります。
水抜きのやり方が分かりません。
水道の指定工事店に依頼してください。元栓を閉め、各蛇口を開け、水抜き栓を操作して管の水を抜きます。トイレ、洗濯機の給水、給湯器、屋外の散水栓も忘れずに。
遠方に住んでいます。
市内の業者に頼むことになります。何をどの頻度でやるか、冬の対応(水抜き、雪下ろし、除雪)が含まれるかを書面で決め、年間の総額で比べてください。
火災保険はそのままでよいですか。
確認してください。誰も住まなくなると契約上の扱いが変わることがあり、そのままにしているといざというときに使えないことがあります。
空いているあいだ、人に貸してもよいですか。
相続後に空き家の3,000万円特別控除を使う予定があるなら避けてください。貸した時点で対象外になり、数百万円の差になることがあります。
近所には知らせたほうがよいですか。
両隣と向かいのお宅に、空き家になったことと連絡先を伝えておいてください。雪や草木で迷惑がかかったときに、行政への通報より先に声をかけてもらえます。
いつまで管理を続ければよいですか。
管理は売るまでのつなぎです。いま売った場合の金額と、管理と税金の年間の費用を並べ、何年続けるかを先に決めてください。相続した家なら、空き家の特別控除の期限も区切りになります。
管理を続ける費用と、売った場合の金額を並べる
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