~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~

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2023/04/26

売却の進め方 コラム

札幌で家を売るとき、買主が雪について見ている点

札幌で家を売るとき、本州の売却では出てこない話が出てきます。雪です。買主は、そこで冬をどう過ごすかを想像しながら見ています。

結論から言うと、買主が見ているのは「雪をどこへ置くか」「前の道路に除雪が入るか」「冬の光熱費はいくらか」の3つです。この3つに答えられるかどうかで、決まるまでの期間が変わります。売主が用意しておくべきものも合わせて説明します。

敷地まわりで見られる点

雪を置く場所

いちばん見られます。玄関前と駐車場から寄せた雪を、敷地内のどこに積むのか。間口が狭く、庭も余裕もない家は、ここが弱点になります。

逆に、庭や空きスペースに置ける家は強みです。排雪を頼まずに冬を越せるかどうかは、毎年の出費に直結します。

前面道路の除雪

市の除雪が入る道路か、入らない道路か。入らない道路に面した土地は、冬のあいだ車で近づけない期間が出ます。住宅としての価値に大きく響きます。

入る場合でも、除雪で寄せられた雪が玄関前に積まれることがあります。買主は「毎朝それをどける生活か」を考えます。

駐車場

夏に3台停まる駐車場が、冬には1台になることがあります。「冬に何台停まるか」で伝えてください。間口の広さ、道路からの入りやすさも見られます。

ロードヒーティング

あれば強みですが、燃料費と修繕費という継続的な負担も伴います。設置時期、直近の稼働状況、年間の費用を示せると、買主が判断しやすくなります。故障したまま使っていない場合は、その旨も伝えてください。

建物で見られる点

屋根の形と落雪

無落雪屋根(スノーダクト)か、勾配屋根か。勾配屋根なら、どちらへ落ちるか、雪止めが付いているかが問われます。隣家や通路に落ちる向きだと、買主は身構えます。

無落雪屋根は雪下ろしの手間が減りますが、ドレン(排水口)の詰まりと凍結に注意が要ります。点検や清掃の履歴があれば伝えてください。

窓と断熱

二重窓か、単板ガラスか。樹脂サッシか、アルミか。内窓を入れてあるか。冬の光熱費と、結露のしやすさに直結するため、必ず見られます。

暖房の種類

灯油、ガス、電気。セントラルヒーティングか、部屋ごとのストーブか。買主は自分が払う光熱費を計算しています。年式と、いつ交換したかを伝えてください。

給湯とボイラー

15年から20年で交換の時期が来ます。年式が分かる写真か書類を用意しておくと、買主が見通しを立てられます。

風除室

玄関前の風除室は、札幌では実用的な設備です。あることが評価されます。

雪による傷み

落雪の跡

雨樋の変形、外壁の傷、カーポートの破損。毎年の雪の影響が、そのまま建物に残ります。直した記録があれば、必ず伝えてください。

凍結の履歴

空き家の期間に水抜きをしていなかった家は、配管が破裂して床や壁の内部が傷んでいることがあります。表からは分かりにくいぶん、慎重に見られます。

屋根と軒の変形

長年雪下ろしをしていなかった家は、屋根の形が変わっていたり、軒が垂れていたりすることがあります。構造に関わる部分なので、影響は大きくなります。

売主が用意しておくもの

  1. 冬の光熱費の実績/12月から3月の暖房費。検針票や明細があれば、そのまま示せます
  2. 除雪と排雪の手配先と年間の費用/自分でやっているなら、その旨と所要時間
  3. 雪のない時期に撮った外観の写真/これがいちばん効きます
  4. 設備の年式と交換履歴/暖房、給湯、窓、屋根
  5. 前面道路の除雪の状況/市の除雪が入るか、いつ入るか

冬の光熱費を数字で示せる売主は、それだけで信用されます。買主がいちばん不安に思っている部分に、実額で答えられるからです。検針票は捨てずに取っておいてください。

冬に売り出すときの工夫

雪のない時期の写真を必ず使う

積雪期の写真では、外構も庭も駐車場も分かりません。夏に撮った写真を並べておくと、それだけで検討が進みます。いまお持ちでないなら、雪が消えたら撮っておいてください。

玄関までの動線をつくる

内覧のたびに、道路から玄関までの除雪と、濡れた靴を置く場所を用意します。ここが整っていないだけで、部屋に入る前の印象が落ちます。

明るい時間に見てもらう

冬は日が短く、夕方には暗くなります。日当たりを見せたいなら11時から15時のあいだに設定してください。

暖房を入れておく

空き家でも、内覧の前に暖房を入れておくと印象が変わります。「この家は暖かい」と感じてもらえるかどうかは、札幌では大きな判断材料です。

時期をどう選ぶか

買い手の動きが強くなるのは、転勤と進学が重なる2〜3月と、雪が降る前の9〜10月です。

12〜1月は内覧そのものが減ります。急ぐ事情がなければ、この時期に売り出しを始めないほうが結果が出ます。逆に、期限があるなら、内覧の有無に左右されない買取も選択肢に入れてください。

測量・解体は雪のない時期に

境界の確定が必要なら、積雪期は現地の作業ができません。解体も、冬は費用と日数が増えます。いずれも4月から11月で日程を組んでください。

よくあるご質問

買主は何をいちばん気にしますか。

雪をどこへ置くか、前の道路に除雪が入るか、冬の光熱費はいくらか。この3つです。数字で答えられると、検討が一段進みます。

冬の光熱費を聞かれます。どう答えればよいですか。

12月から3月の実績を、検針票や明細で示してください。実額を出せる売主は、それだけで信用されます。

前の道路に市の除雪が入りません。

冬のあいだ車で近づけない期間が出るため、住宅としての価値には響きます。ただし隠さずに伝えてください。あとから分かるほうが話がこじれます。

ロードヒーティングがあります。強みになりますか。

なります。ただし燃料費と修繕費という負担も伴うため、設置時期、直近の稼働状況、年間の費用を合わせて示してください。故障したまま使っていない場合も、その旨を伝えてください。

屋根から隣に雪が落ちます。

雪止めの設置や屋根の向きを確認してください。隣家の物置やカーポートを壊せば賠償の責任を負います。買主も必ず気にする点です。

冬に売り出しても大丈夫ですか。

12〜1月は内覧が減ります。急ぐ事情がなければ2〜3月か9〜10月に合わせるほうが結果が出ます。期限があるなら、内覧の有無に左右されない買取も選択肢です。

雪で外構が見えません。

雪のない時期に撮った写真を用意してください。これがあるだけで検討が進みます。お持ちでなければ、雪が消えたら撮っておいてください。

空き家です。冬に何をしておけばよいですか。

水抜きと閉栓、屋根の雪下ろし、玄関前の除雪です。水抜きをしないと配管が破裂し、春に融けて床と壁が傷み、売れる価格も下がります。

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