ポストに「この地域で家を探している方がいます」というチラシが届き、気になっているお客様は多いのではないでしょうか。
この記事では、ポスティングチラシの読み解き方と、反響(問い合わせ)してから売却までの流れを解説します。仲介と買取の選び方や、札幌ならではの季節の傾向もご紹介します。
まずは、購入希望者を募るポスティングチラシがどのような目的で配られているのかを確認しましょう。
不動産会社がポスティングを行う主な目的は、売却を考えている方からの反響を集めることです。チラシの種類は、大きく次の3つに分かれます。
3つ目のケースが不正というわけではありません。ただ、チラシの文言だけで「すぐ買い手がつく」と判断しないことが大切です。
チラシの内容が具体的であるほど、実在する購入希望者である可能性が高まります。次の点を確認してみてください。
問い合わせる際は「チラシの購入希望者の条件を詳しく教えてください」と尋ねるのがおすすめです。具体的に答えられるかどうかが判断材料になります。
チラシに反響したからといって、すぐに売却が決まるわけではありません。各段階でお客様が判断すべき点を、時系列で整理します。
一般的な仲介での売却は、次のような流れで進みます。期間の目安は、問い合わせから引き渡しまで3〜6ヶ月程度です。
査定の段階では、まだ契約義務はありません。査定額に納得できなければ、その時点で断っても問題ありません。
媒介契約には3つの種類があり、それぞれ報告義務やレインズ登録の期限が異なります。
契約期間は、専任系で最長3ヶ月が一般的です。売却にかかる費用の全体像は、売却の方法と費用のページで詳しくご確認いただけます。
ポスティングチラシへの反響には、売主様にとってのメリットもあります。一方で、注意したいポイントもあるため、両面から整理します。
「囲い込み」とは、売主様と買主様の両方から手数料を得るために、他社からの購入申込みを断る行為です。2025年1月からは、行政処分の対象として明確化されています。
専任媒介を結んだ場合は、レインズの登録証明書を受け取りましょう。記載のIDで、物件の取引状況を売主様ご自身で確認できます。
また、チラシの購入希望者だけを相手に話を進めると、相場より低い価格で決まる場合があります。査定額は近隣の成約事例と照らして妥当かを確認しましょう。
最初の問い合わせ時に、連絡方法と検討状況をはっきり伝えると、望まない営業を減らせます。次のような伝え方が参考になります。
お断りする際は「今回は見送ります。今後のご連絡も不要です」と一文で伝えれば十分です。理由を細かく説明する必要はありません。
チラシ経由の査定だけでなく、複数社の査定や買取も選択肢になります。価格・期間・手間の3つの軸で比較してみましょう。
それぞれの特徴は、下の表のとおりです。数値は一般的な目安で、物件の状態や立地によって変わります。
| 方法 | 価格の目安 | 売却期間 | 手間 |
|---|---|---|---|
| チラシ経由の仲介 | 相場の90〜100% | 1〜6ヶ月 | 少なめ |
| 複数社査定のうえ仲介 | 相場の95〜100% | 3〜6ヶ月 | やや多い |
| 不動産会社の買取 | 相場の70〜80% | 1週間〜1ヶ月 | 最も少ない |
仲介の場合、仲介手数料の上限は売買価格400万円超で「3%+6万円+消費税」です。買取では、多くの場合この仲介手数料がかかりません。
お客様の状況によって、向いている方法は異なります。目安として次のように考えると判断しやすくなります。
マンションの売却をご検討中の方は、札幌のマンション売却のページもあわせてご覧ください。
札幌の不動産市場には、積雪による季節の波があります。ポスティングの反響も、この季節性の影響を受けやすいのが特徴です。
12月から2月の積雪期は、配布作業や内覧の件数が減る傾向にあります。道路状況が悪く、購入希望者が物件見学を先送りしやすいためです。
一方、2月から4月の転勤シーズンは、道外からの転入者が住まいを探す時期です。当社が確認しているREINS成約データでも、春先に成約が増える傾向が見られます。
春に売り出したい場合は、年明けまでに査定を済ませておくとスムーズです。
札幌では、冬でも通勤・通学に影響が出にくい地下鉄沿線のマンションに人気が集まります。そのため、購入希望者チラシも地下鉄沿線に多く配られる傾向があります。
REINS成約データを見ても、地下鉄駅から徒歩10分以内のマンションは、JR沿線や郊外の物件より成約までの期間が短い傾向です。駅距離は、価格を左右する大きな要素といえます。
チラシを受け取った後、どこに相談すべきか迷うお客様もいらっしゃいます。当社は、根拠のある査定を大切にしています。
当社では、札幌市内の売土地・売一戸建・売マンションの成約データを定期的に取得し、査定に活用しています。売り出し価格ではなく、実際に取引された価格をもとにしている点が特長です。
チラシに反響するかどうか迷ったら、まずは当社の無料査定・お問い合わせから相場をご確認ください。査定のみのご相談も歓迎しています。
ポスティングチラシへの反響と売却について、お客様からよくいただく質問をまとめました。
A: 実在する購入希望者がいる場合もあれば、売却物件の情報集めが主な目的の場合もあります。
問い合わせの際に、購入希望者の予算や間取りなどの条件を具体的に尋ねると判断しやすくなります。
A: 問い合わせや査定だけで売却する義務は生じません。
査定額や条件に納得できなければ、媒介契約を結ばずにお断りいただいて問題ありません。
A: 会社によっては、電話での連絡が続くこともあります。
最初に「連絡はメールのみ」「売却時期は未定」など、ご希望をはっきり伝えておくのが効果的です。
A: 札幌では、2〜4月の転勤・入学シーズンに反響が集中しやすい傾向があります。
12〜2月の積雪期は内覧が減りやすいため、春の売り出しに向けて年内に査定を済ませるのがおすすめです。
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