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2023/04/28

土地売却 コラム

札幌で土地が売れるまでの期間|目安は3〜6か月・雪の季節で変わる動き方

土地の売却で一番よく聞かれるのが「どれくらいで売れますか」です。

結論から言うと、札幌では売り出しから引き渡しまで3か月から6か月が目安です。ただし土地は建物より季節の影響が大きく、雪の時期に売り出すか、雪解け後に売り出すかで動き方がまるで違います。

この記事では、期間の内訳、札幌特有の季節の事情、早く売れる土地と時間がかかる土地の違い、期間を短くする方法を説明します。

3か月から6か月、その内訳

  • 準備:2週間〜1か月/査定、資料集め、役所での確認、媒介契約
  • 売り出し〜買主が決まる:1か月〜4か月/ここが一番読めません
  • 契約〜決済:2週間〜1か月半/買主が住宅ローンを使う場合は1か月から1か月半

確定測量が必要な場合は、ここに1か月から3か月が加わります。隣地の方との立ち会いが必要なため、相手のご都合にも左右されます。境界がはっきりしていない土地は、最初にここを見込んでおいてください。

札幌は、季節で動き方が変わります

4月から6月がいちばん動く

雪が解けて土地の形・高低差・地面の状態が見えるようになります。家を建てたい方は、その年のうちに着工したいので、この時期に土地を探します。1年で最も問い合わせが多い時期です。

9月から10月も動く

翌春の着工を見据えて探し始める方が増えます。4月から6月ほどではありませんが、動きのある時期です。

12月から3月は鈍る

  • 雪で土地の形も高低差も見えず、買う側が判断できない
  • 地面が雪に覆われているため、確定測量ができない(杭が確認できないため)
  • 現地を見ても、隣地との境や擁壁の状態が分からない

売れないわけではありませんが、「春になって実物を見てから決めたい」という方が多くなります。

冬の間にやっておくこと

冬に売却を考え始めた場合、待つのではなく、準備を進める時期と考えてください。

  • 登記簿・公図・測量図を取り寄せる
  • 役所で用途地域・建ぺい率・容積率・接道を確認する
  • 私道であれば、通行と掘削の承諾について隣地の方と話をしておく
  • 測量が必要なら、土地家屋調査士に雪解け後の日程を押さえておく
  • 相続した土地なら、相続登記を済ませておく

これをやっておくと、雪解けと同時に売り出せます。春になってから準備を始めると、一番動く時期を逃します。

早く売れる土地、時間がかかる土地

早く決まりやすい条件

  • 境界が確定している/買う側が安心して判断できます。ここが一番大きい
  • 形が整っている/間口が広く、奥行きとのバランスが取れている
  • 上下水道・ガスが引き込まれている/買主の工事費が少なくて済みます
  • 公道に十分接している/幅4m以上の道路に2m以上
  • 建物を建てられる広さ/札幌なら、駐車スペースを確保できるかどうかも見られます
  • 高低差が小さい/擁壁の工事が不要

時間がかかりやすい条件

  • 境界が確定していない/測量の期間が加わるうえ、そのままだと買主が判断できません
  • 私道に接している/持分がない/通行と掘削の承諾が取れないと、買主がローンを組めないことがあります
  • 旗竿地/通路の幅が2m未満だと建て替えができません
  • 再建築ができない/住宅ローンが使えず、現金で買える方か隣地の方が対象になります
  • 広すぎる/総額が大きくなり、買える人が限られます。分割して売る方法もあります
  • 市街化調整区域/原則として建物を建てられません。市街化調整区域の売却で説明しています
  • 地目が農地のまま/農業委員会の許可や届出が必要です

期間を短くする5つの方法

1. 境界を先に確定させる

時間はかかりますが、結果的に一番の近道です。買主が迷う要素が消え、価格にも反映されます。札幌では雪解け後に手配します。

2. 最初の価格を間違えない

売り出し直後がもっとも見られる時期です。ここで高すぎると、一番大事な時期を逃します。あとから下げても、すでに見た人は戻ってきません。近隣の成約価格(売り出し価格ではありません)を基準に決めます。

3. 資料を先にそろえる

測量図、公図、用途地域、接道の状況、上下水道の引き込み。これらが売り出しの時点で出せると、問い合わせから契約までが早くなります。買う側は「調べないと分からない土地」を後回しにします。

4. 古家は壊さずに出す

解体してから売ると、翌年から固定資産税の住宅用地の特例が外れて税額が上がります。解体費用の分だけ高く売れるとも限りません。まず「古家付き土地」として出し、買主の希望に応じて相談するのが現実的です。

5. 隣地の方に声をかける

狭い土地、旗竿地、再建築ができない土地では、隣の土地の所有者が一番高く買ってくれることがあります。広告に出す前に、まずここを当たります。

それでも急ぐなら

相続税の納税期限(相続開始から10か月)が迫っている、次の住まいの決済日が決まっている——そうした場合は、弊社での買取という方法があります。買主を探さないため、契約から決済まで数週間で進められます。

仲介より価格は下がりますが、日付が確定します。買取の金額と、仲介で売った場合の想定額を両方お出ししますので、差額と短縮できる期間を見比べて決めてください。

3か月たっても動きがないときは

見直す順番が決まっています。

1. まず価格

問い合わせがまったく無い場合、原因はほぼ価格です。近隣で実際に成約した価格と、いま出している価格を並べて確認します。

2. 次に見せ方

問い合わせはあるのに決まらない場合は、伝え方に原因があります。

  • 区画図に間口と奥行きの寸法が入っているか
  • 前面道路の幅員が書いてあるか
  • 上下水道の引き込みの有無が書いてあるか
  • 写真が雪景色のままになっていないか
  • 用途地域・建ぺい率・容積率が出ているか(どんな家が建てられるか)

買う側が知りたいことを先に出すだけで、問い合わせの質が変わります。

3. 最後に売り方

一般の方に売るのが難しい土地なら、隣地の方、建売を手がける事業者、資材置き場を探している事業者など、対象を変えます。それでも決まらない場合に買取を検討します。

よくあるご質問

冬でも売り出したほうがいいですか。

売り出して構いませんが、雪で土地が見えないため「春に見てから」という方が多くなります。冬は資料と測量の段取りを進めて、雪解けと同時に動けるようにしておくのが効率的です。

測量は必ず必要ですか。

必須ではありません。ただし確定測量があると買主が判断しやすく、価格にも反映されます。費用と期間を見て一緒に決めます。

境界の杭が見当たりません。

図面と現地から復元できる場合が多くあります。必要であれば土地家屋調査士に依頼します。まずは今ある資料を見せてください。

古い家が建っています。壊してから売るべきですか。

多くの場合、壊さないほうが有利です。更地にすると翌年から固定資産税が上がり、解体費用の分だけ高く売れるとも限りません。ただし倒壊の危険がある場合は先に解体を検討します。

3か月売れていません。値下げすべきですか。

まず問い合わせの数を見ます。問い合わせが無ければ価格、あるのに決まらなければ見せ方に原因があります。順番に確認します。

査定は無料ですか。

無料です。売ると決めていなくても構いません。

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