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2023/04/25

住み替え・ローン コラム

太陽光を載せた家を売る|残すか外すか、売電契約とローンの整理

屋根に太陽光を載せた家を売るとき、設備を残していくのか、外すのか。ローンが残っている場合はどうなるのか。この整理をしないまま売り出すと、契約の直前で話が止まります。

買主から見ると、太陽光は利点にも負担にもなります。光熱費が下がる一方で、屋根の修理や設備の交換という将来の出費が付いてきます。札幌では、冬に発電量が落ちる点も説明が要ります。

太陽光の扱いは、契約書に必ず書いてください。残すのか外すのか、売電の契約をどうするのか、ローンが残っているならどう清算するのか。口約束では後で必ずもめます。

まず確認する4つ

設備は誰のものか

自分で買ったものか、リースやレンタルで借りているものか。借りている場合、契約を引き継ぐか、途中で解約するかの選択になります。解約には違約金がかかることがあります。契約書を探してください。

ローンが残っているか

設備のために組んだローンが残っている場合、売却の前に完済するのが原則です。住宅ローンと一体になっていることもあるので、銀行に確認してください。残債がいくらかを、まず把握してください。

売電の契約はどうなっているか

電力会社との契約は、名義の変更が必要です。買取の期間が残り何年あるか、単価はいくらか。これは買主にとって、そのまま収入になる情報です。契約書を用意してください。

いつ設置したか

パネルとパワーコンディショナには寿命があります。パワーコンディショナは十数年で交換が必要になるのが一般的です。設置から何年経っているかで、買主が計算する将来の出費が変わります。

札幌ならではの説明

冬の発電量

雪が積もれば発電しません。年間を通した実際の発電量を、月ごとに示せると説得力があります。想定値ではなく、実績の数字を出してください。モニターに記録が残っています。

雪はパネルから落ちるか

パネルの表面は滑りやすく、雪が一気に落ちることがあります。落ちる先に玄関や隣家があると、危険です。雪止めを付けているか、これまで問題がなかったかを伝えてください。

屋根の雪下ろしができるか

パネルが載っていると、屋根に上がりにくくなります。雪下ろしが必要な屋根なら、どうしてきたかを説明してください。無落雪の屋根に載せている場合、雪の重みが増える点も関係します。

屋根の修理ができるか

屋根を葺き替えるとき、パネルを一度外すことになります。その費用が別にかかります。屋根をいつ葺き替えたか、次はいつ必要かを、パネルの設置時期とあわせて示してください。

残すか、外すか

残すのが基本

外すには費用がかかり、屋根に穴の跡が残ります。ほとんどの場合、そのまま引き渡すほうが合理的です。買主が使わない場合でも、外す費用を負担してもらう形で交渉できます。

外したほうがよい場合

設備が古くて発電量が落ちている、故障している、リースの引き継ぎができない。負担のほうが大きいなら、外して屋根を直してから売るほうがすっきりします。費用を見積もって比べてください。

売電の名義変更を忘れない

残す場合、電力会社への届出が必要です。引き渡し後も自分の名義のままだと、売電の入金が自分の口座に続いてしまいます。手続きの期限と方法を、電力会社に確認してください。

保証を引き継げるか

メーカーの保証が残っている場合、買主に引き継げることがあります。引き継ぎの手続きが必要な場合があるので、メーカーに確認してください。保証が残っていること自体が、売る材料になります。

価格にどう反映するか

そのまま上乗せはできない

設置に何百万円かかっていても、その分だけ売値が上がるわけではありません。買主は、これから得られる売電収入と、将来の交換費用を差し引きで見ています。設置時期が新しいほど、評価されやすくなります。

実績の数字が一番効く

年間いくら発電し、いくら売電し、光熱費がいくら下がったか。この3つを実績で示せると、買主が具体的に計算できます。札幌では、冬の月と夏の月を分けて示すと親切です。

将来の出費も伝える

パワーコンディショナの交換時期、屋根を直すときの脱着費用。先に伝えておくほうが、後から知られるより信用されます。隠すと、引き渡し後の不満につながります。

売る前にやることのまとめ

  1. 設備が自分のものか、リースかを契約書で確認する
  2. 設備のローンが残っているか、残債はいくらかを確認する
  3. 電力会社との売電契約の内容(期間・単価)を確認する
  4. 設置した時期と、パワーコンディショナの交換時期を整理する
  5. 年間の発電量と売電額を、月ごとの実績で出す
  6. 屋根をいつ葺き替えたか、次はいつかを確認する
  7. 雪がパネルから落ちる先と、これまでの経緯を整理する
  8. 残すか外すかを、費用を見積もって判断する
  9. 残す場合、売電の名義変更と保証の引き継ぎを確認する
  10. 扱いを契約書に明記する

いつ売り出すのがよいか

戸建て

札幌では4月から6月です。この時期なら、パネルに雪が載っていない状態の写真が撮れます。発電量も多い時期なので、モニターの画面を見せることもできます。

手続きの時間を見込む

設備のローンの完済、売電の名義変更、保証の引き継ぎ。それぞれに手続きの期間があります。売り出す前に、何が必要かを洗い出しておいてください。

よくあるご質問

太陽光を載せた家は売りにくいですか。

売りにくいということはありません。ただし、設備の所有者、ローンの有無、売電契約の内容を整理しておく必要があります。これがないまま売り出すと、契約の直前で話が止まります。

設備は外すべきですか。

ほとんどの場合、そのまま引き渡すほうが合理的です。外すには費用がかかり、屋根に穴の跡が残ります。設備が古くて故障している、リースの引き継ぎができないといった場合は、外す選択もあります。

設備のローンが残っています。

売却の前に完済するのが原則です。住宅ローンと一体になっていることもあるので、銀行に確認してください。まず残債がいくらかを把握してください。

リースで借りています。

契約を買主に引き継ぐか、途中で解約するかの選択になります。解約には違約金がかかることがあります。契約書を探して、条件を確認してください。

売電の契約はどうなりますか。

電力会社への名義変更の届出が必要です。手続きをしないと、引き渡し後も売電の入金が自分の口座に続いてしまいます。買取の期間と単価は、買主にとってそのまま収入の情報になります。

設置費用の分だけ高く売れますか。

そうはなりません。買主は、これから得られる売電収入と、将来の交換費用を差し引きで見ています。設置時期が新しいほど評価されやすくなります。

札幌では冬に発電しないのでは。

雪が積もれば発電しません。だからこそ、年間を通した実際の発電量を月ごとに示してください。想定値ではなく実績の数字が説得力を持ちます。モニターに記録が残っています。

屋根の修理はできますか。

屋根を葺き替えるときは、パネルを一度外すことになり、その費用が別にかかります。屋根をいつ葺き替えたか、次はいつ必要かを、パネルの設置時期とあわせて伝えてください。

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