新着情報~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~
2023/04/26
傾斜地を売る|余分にかかる工事費と、札幌で必ず聞かれる冬のこと
坂の途中にある土地、道路から上がった高台、下がった低い敷地。札幌は坂の多い街で、南区や西区、中央区の山側にはこうした土地が多くあります。眺めがよい一方、売るときには説明すべきことが増えます。
買主が計算しているのは、そこに家を建てるのにいくら余分にかかるかです。造成、擁壁、基礎、それから毎年の除雪。この見込みが立たないと、話が進みません。
傾斜地では、平らな土地との価格差を「安い」と受け取るか「その分の工事費がかかる」と受け取るかで、買主の反応が変わります。数字を示せると、後者として納得してもらえます。
余分にかかるもの
造成の工事
建物を建てる平らな面を作るために、土を削るか盛るかします。削った土の処分にも費用がかかります。敷地の傾きが大きいほど、金額が上がります。
擁壁
高さのある段差には、土を支える構造が必要です。一定の高さを超えると許可が要り、設計も工事も本格的になります。金額が一番大きくなる項目です。すでにある擁壁が使えるかどうかで、大きく変わります。
基礎が深くなる
傾いた地盤に建てるため、基礎の工事が通常より大掛かりになります。地盤の改良が必要になることもあります。過去に地盤調査をしていれば、その記録が買主の判断を助けます。
工事車両が入りにくい
坂の途中や、道路から上がった敷地では、重機や生コン車の進入に手間がかかります。手作業が増えれば、そのぶん費用が上がります。前面道路の幅と勾配を、数字で示してください。
階段や擁壁の維持
建てた後も、階段や擁壁は傷みます。札幌では、凍上でコンクリートにひびが入り、階段が持ち上がることがあります。これまでどう手を入れてきたかが、買主の安心材料になります。
札幌の傾斜地で必ず聞かれること
冬に車で上がれるか
一番の関心事です。坂が凍ると、普通の車では上がれないことがあります。市の除雪が入るか、ロードヒーティングがあるか、砂箱が置かれているか。実際にどうしてきたかを伝えてください。
雪をどこに置くか
傾斜地では、雪を寄せる場所が限られます。下に落とせば下の家に迷惑がかかり、上には上げられません。排雪を頼んでいるなら、年間の費用を出してください。
玄関までの階段
道路から玄関まで階段がある家では、冬の上り下りが負担になります。段数と、凍結の対策がどうなっているかを説明してください。高齢になったときのことを気にする買主もいます。
水はけと雪解け水
春の雪解けに、上から水が流れ込むことがあります。側溝の位置、水の流れ、これまで浸水したことがあるか。問題がなかったなら、それも材料になります。
強みになること
眺めがよい
札幌の山側では、市街地や山並みが見える土地があります。これは平らな土地では手に入らない価値です。どの部屋から何が見えるかを、写真で示してください。冬の景色も撮っておくと材料が増えます。
前に建物が建ちにくい
高い位置にあれば、将来も日当たりと眺めが守られやすくなります。下の土地に何が建つ可能性があるかを調べておくと、説明に厚みが出ます。
下がった敷地なら風が弱い
道路より低い土地は、冬の吹雪の影響が小さいことがあります。雪が吹き溜まりにくい位置なら、それも利点です。実際にどうだったかを伝えてください。
すでに造成が済んでいる
建物が建っている土地なら、造成と擁壁はすでにあります。これから作る土地との違いは大きく、その分が価値です。擁壁の許可の記録があれば、必ず出してください。
売る前にやることのまとめ
- 敷地の高低差を測り、数字で出す
- 前面道路の幅と勾配を確認する
- 擁壁があるなら、許可を得たものかを役所で確認する
- 擁壁の傾き、ひび、水抜きの穴を点検する
- 過去の造成と地盤調査の記録を探す
- 冬に車で上がれるか、除雪がどうなっているかを整理する
- 雪をどこに置いているか、排雪の年間費用を出す
- 玄関までの階段の段数と、凍結の対策を確認する
- 雪解け水の流れと、浸水の経験の有無を整理する
- 眺めがよいなら、その写真を用意する
いつ売り出すのがよいか
戸建て・土地
札幌では4月から6月です。傾斜地はとくに、雪があると高低差も擁壁の状態も確認できません。擁壁の工事や測量が必要な場合も、この時期でないと作業ができません。
冬の情報も用意しておく
春に売り出す場合でも、冬の坂の状況を写真で示せると、買主の一番の不安に答えられます。前の冬に撮った写真があれば、取っておいてください。
よくあるご質問
傾斜地はなぜ安いのですか。
そこに家を建てるのに、造成、擁壁、基礎の工事が余分にかかるためです。工事車両も入りにくく、手作業が増えます。買主はこの費用を織り込んで判断しています。
造成の費用はどれくらいですか。
敷地の傾き、擁壁の高さ、道路からの入りやすさで大きく変わります。すでに建物が建っている土地なら造成と擁壁はあるため、これから作る土地との違いは大きくなります。
札幌の傾斜地で一番聞かれることは。
冬に車で上がれるかです。坂が凍ると普通の車では上がれないことがあります。市の除雪が入るか、ロードヒーティングがあるか、砂箱があるか。実際にどうしてきたかを伝えてください。
雪はどこに置くのですか。
傾斜地では寄せる場所が限られます。下に落とせば下の家に迷惑がかかり、上には上げられません。排雪を頼んでいるなら、年間の費用を出してください。
擁壁の状態はどう見ればよいですか。
傾いていないか、縦に大きなひびがないか、水抜きの穴が詰まっていないかを見てください。札幌では凍上でひびが入ることがあります。雪解け後が一番わかりやすい時期です。
擁壁に許可は必要ですか。
一定の高さを超える擁壁は、造るときに許可が必要です。許可を得ていない擁壁は、建て替えのときに造り直しを求められることがあります。役所の建築指導課で確認できます。
傾斜地に利点はありますか。
眺めがよい土地があります。高い位置にあれば、将来も日当たりと眺めが守られやすくなります。すでに造成と擁壁がある土地なら、その分が価値です。
雪解け水が心配だと言われます。
側溝の位置、水の流れ、これまで浸水したことがあるかを整理して伝えてください。問題がなかったなら、それ自体が材料になります。
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詳しくは 隣地との高低差と擁壁 をご覧ください。お電話は 0120-193-933(10:00〜18:00・日曜定休)。
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