~ 空き物件売却隊からのお知らせ ~

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2023/04/27

相続した不動産 コラム

相続した不動産を早く売る|10か月の納税期限から逆算する進め方

相続した不動産を、できるだけ早く売りたい。相続税の納付期限が迫っている、共有者の事情がある、維持費を止めたい。理由はさまざまです。

結論から言うと、早く売れるかどうかを決めるのは「名義変更が済んでいるか」「価格が相場に合っているか」「書類がそろっているか」の3つです。広告の出し方でも、会社の規模でもありません。この3つを先に片付けてください。

急ぐ理由には期限がある

相続税の納付期限は10か月

相続税がかかる場合、申告と納付の期限は相続開始から10か月です。売却代金を納税に充てるなら、この日までに現金が手元にある必要があります。

逆算すると、戸籍集め・遺産分割・相続登記に3〜4か月、売り出しから引き渡しまでに3〜4か月。余裕はほとんどありません。

空き家の特別控除は3年

相続した古い家を売るときの3,000万円特別控除は、相続開始日から3年を経過する日の属する年の12月31日までが期限です。ここも引き渡しまでを含みます。

持っているだけで費用がかかる

固定資産税、除雪、草刈り、管理。札幌では冬の雪下ろしと水抜きが毎年必要で、放置すれば建物が傷み、売れる価格も下がります。

早く売るためにやること

1. 名義変更を先に済ませる

ここが最大の関門です。名義が亡くなった方のままでは売れません。戸籍の取り寄せに2週間から1か月、遺産分割の話し合いに人数分の時間、登記の申請から完了まで1〜2週間。

売ることが決まっているなら、代表者一人の名義にまとめておくと、契約も決済も早く進みます。全員の共有名義にすると、そのつど全員の予定を合わせることになります。

2. 価格を相場に合わせる

売り出してから最初の数週間が、いちばん反応が集まる時期です。ここに適正な価格で出せているかどうかで、決まるまでの期間が変わります。

高く出しておいて、売れなければ下げればよい、という進め方は早さと相性が最悪です。下げたころには「売れ残っている物件」として見られ、結果として安く決まります。

3. 書類を先にそろえる

  • 登記事項証明書、公図、測量図
  • 購入時の売買契約書、建築確認済証・検査済証
  • 固定資産税の課税明細
  • マンションなら管理規約、管理費と修繕積立金が分かるもの
  • 境界に関する書類

買主は「分からないこと」を、価格の減額か見送りで処理します。とくに境界が確定していないと、引き渡しの直前で止まります。

4. 内覧を受けやすくする

空き家なら、いつでも見てもらえるのが強みです。鍵を預けていただければ、平日でも夜でも案内できます。見たいときに見られない物件は、それだけで候補から外れます。

5. 買取という選択肢を並べておく

期限が迫っているなら、不動産会社が直接買い取る方法が確実です。買主を探す期間がなく、内覧もありません。価格は仲介で売れた場合より低くなりますが、間に合わなければ結局あとから値下げすることになります。

買取保証という組み合わせもあります。まず仲介で売り出し、決めておいた期間内に売れなければ、あらかじめ約束した価格で買い取る、という進め方です。価格と期間は始める前に書面で決めておきます。

期限があるなら、「いつまでに現金が必要か」を最初に伝えてください。その日から逆算して、仲介で追うのか、買取に切り替える期日を決めておくのかを一緒に組み立てます。

急いでいるのに遅くなる進め方

高く出して、様子を見る

いちばん多い失敗です。反応がいちばん集まる最初の時期を、高すぎる価格で使ってしまいます。

片付けが終わるまで売り出さない

片付けと売り出しの準備は同時に進められます。査定も、片付ける前に概算を出せます。「きれいにしてから」と待っているあいだに、期限が近づきます。

相続人全員の予定がそろうのを待つ

分け方の合意さえ取れていれば、日々のやり取りは代表者一人で進められます。誰が窓口になるかを先に決めてください。

冬に売り出す

札幌では12〜3月に内覧が減ります。積雪で外回りも駐車場も見えず、買主が判断できません。期限が冬にかかるなら、買取を早めに視野に入れておくほうが安全です。

日数の目安

  • 戸籍の取り寄せ 2週間〜1か月
  • 遺産分割の話し合い 人数と事情によります
  • 相続登記 申請から完了まで1〜2週間
  • 査定・売り出しの準備 1〜2週間
  • 売り出しから契約まで 物件と価格によります
  • 契約から決済・引き渡しまで 1〜2か月(買主のローン審査を含む)

買主が住宅ローンを使う場合、契約から決済まで1〜2か月かかることを見落としがちです。契約が決まっても、その日に現金が入るわけではありません。

よくあるご質問

相続税の納付期限までに売れますか。

10か月のうち、戸籍集めと遺産分割と相続登記で3〜4か月、売り出しから引き渡しまでで3〜4か月かかります。余裕はほとんどないため、早く動き出すことと、期限までに間に合わないときに買取へ切り替える期日を決めておくことが大切です。

名義変更をしないまま売り出せますか。

売り出せません。名義が亡くなった方のままでは買主に所有権を移せません。ここがいちばん時間のかかる部分なので、先に片付けてください。

高く出して、売れなければ下げるのではだめですか。

早く売りたい場合には向きません。売り出してから最初の数週間がいちばん反応の集まる時期で、そこを高すぎる価格で使ってしまうと、下げたころには売れ残りとして見られます。

片付けが終わってから売り出したほうがよいですか。

片付けと売り出しの準備は同時に進められます。査定も片付ける前に概算を出せます。待っているあいだに期限が近づきます。

相続人が全国に散らばっています。

分け方の合意が取れていれば、日々のやり取りは代表者一人で進められます。誰が窓口になるかを先に決めてください。契約と決済の方法も、遠方の方に合わせて組めます。

買取だとどれくらい早いですか。

買主を探す期間がないため、条件が整えば短い日程で進められます。内覧もなく、家財が残ったままでも買い取れる場合があります。価格は仲介で売れた場合より低くなります。

契約が決まれば、すぐ現金になりますか。

買主が住宅ローンを使う場合、契約から決済まで1〜2か月かかります。契約した日に現金が入るわけではないため、期限から逆算するときは、この期間も入れてください。

冬に相続が起きました。すぐ売り出せますか。

売り出せますが、12〜3月は積雪で外回りも駐車場も見えず、内覧が減ります。期限が冬にかかるなら、買取を早めに視野に入れておくほうが安全です。

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